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米国の保険のカバー。
JUGEMテーマ:健康

 米国の歯科保険について書きます。
まず、日本で保険治療を受けていた人は治療費が少なくて済んでいたでしょう。しかし、米国では保険があるからといって、治療費がほとんどカバーされると勘違いしている人も多いようです。 日本の保険と米国の保険では。その仕組みが全く違う事を指摘しましょう。

 まず、日本の保険とは政府の施行しいるもので、社会主義の仕組みと言える物です。つまり歯科医の受け取れる治療費は全国一律で、どんな治療にはどれだけ払われるかは決まっているのです。歯科医は上手であろうと、下手であろうと、良心的であろうと、営業目的第一であろうと、政府から支払われる額は同じなのです。

 一方、アメリカの保険は日本の生命保険と同じで、掛け金が多いいほど、そのベネフィット、つまり下りる金額が多くなります。これは掛け金が多ければそれだけベネフィットもおおいのです(支払い金)。
 地域によって掛け金や支払われる金額も違います。それは賃貸と同じような事であり、高級地域で住んでいる場合と平均的な住宅地に住んでいる人達の違いと同じ事です。
 つまり、ウェストチェスターで治療を受けた人をマンハッタンで治療を受けた時の申請と、同じ治療でもマンハッタンで治療をうけた方が多く支払いがあるのです。 でも勿論、マンハッタンの治療費のほうがウエストチェスタより高い事が多いので、それなりのなりゆきとなりますね。この国の保険とは商売なのです。日本とは全く違う事を知って下さい。

 保険があるからといって、保険で治療費がほとんどカバーされると思っているととんでもない事になる事があります。分からない時には、応急処置だけをしてもらい、その後治療の予定(Pre−estimate)を歯科医から保険会社に出してもらえばどれだけのカバー(おりる保険金)があるか分かります。 そうすると、一体いくらの保険金がおりるのか、そして自己負担がどれだけあるいかが分かるのです。
 盲目的に歯科医から言われるままに治療を受けると、思った以上の負担が起こりえる事を考えてください。 歯科治療は応急処置だけで、治療を待てるのですから、、、、、良いかよくないか解らない歯科医に掛った時には歯科医から保険会社に治療予定内容をだしてもらい、おりる金額を確かめてから治療をしてもらう事を薦めます。
 アメリカの保険とは商売ですので、掛け金が多ければそれだけ沢山のベネフィットがでますが、保険が有るからと言ってそれでカバーが出来ると思ってしまうと間違う事になりかねません。

        
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 20:27 | comments(0) | - |
歯がしみる時の理由の解説。 
JUGEMテーマ:健康
 歯がしみる場合、まず考える事は「虫歯ではないか?」でしょう。 でもそうではない事も多いので、いろんな場合を考えてください。

1.冷たい物をのむと、特に歯磨きの時などにしみる。 歯ブラシもあたると痛い。 
2.食事する度にしみる。
3.甘いものがしみる
4.寒い日に口からの息をするとしみる。
5.熱い物がしみる。
6.何もかもしみるような気がする。

以上の多くは虫歯ではありません。

虫歯がしみるの確かです。一番分かりやすいのは食事でしょう。 食事中にしみて痛みが持続する場合ですね。 ちょっと深い虫歯である事が多いですね。

一方、冷たい物がしみる時や、歯磨きの時の水がしみるのは知覚過敏でしかない事が多いですね。 その理由は歯茎が後退して、歯の根の部分が露出してきた状態になり、エナメル質という保護のカバーが無いところに冷たい物が直接あたって、しみるのですね。30代にもなると多いですね。 残念ながら、年を取ってきて歯茎が後退して歯の根の部分(エナメル質のカバーが無い)が露出し始めたのです。放置しておいても自然に過敏さはなくなることが多いですが、歯科医に薄くプラスチック系の物を塗ってもらうことによって治ります。 歯科医によっては、また事態によっては詰め物になります。 
今後はやわらかいブラシで丁寧にブラッシングをして下さい。 歯は磨くのではありません。掃除するのです。
 寒い日に吸う息がしみるというのも、知覚過敏でしょう。多いの歯虫歯のない人で歯ブラシに一生懸命にしがちのために、歯茎が後退してしまっているのですね。同じ事です。
 又歯の噛み合わせが違ってきている場合(理由は色々ありますー注ー1)など、就寝中に歯軋りをしていて、その歯の辺りが朝だけしみる事もあります。
 甘い物がしみるのも虫歯の場合が多いですが、詰め物が緩んでいるのかもしれません。
 何もかも、どこもしみるのは歯石が多いですね。また顎がずれている場合などもあります。

最期に、熱い物がしみるというのは勘違いの場合がおおです。または一本が冷たい物にしみて、他の歯が熱い物に反応すると言う場合もあります。 そして熱い物に感じる時にはしみると言う言葉は当てはまらないような、もう少し重たくて鈍い痛みがあるのをしみると勘違いしている場合もおおいですね。  

結果、しみるといっても虫歯では無い事が多いので盲目的に歯科医に削らせ無いようにしましょう。 虫歯の場合は様子を見ていても良くなる事はないので毎回しみるはずですし、その頻度が多くなってきて、痛みも次第に増すから、それで虫歯だとわかります。
たまにおこったり。起こらなかったりと言うのは、虫歯じゃない事が多いので、様子を見るか歯科医に細かく説明をして、虫歯でないと思う事をつたえましょう。頭の良い歯科医はしみるからといって虫歯とは決め付けません。 そんな事をする歯科医にはきをつけてください。 その歯科医は能力がないだけのうえ、それを逆手にとって虫歯治療と言う名目で営利をむさぼろうとしているのです。

 

 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 20:10 | comments(0) | - |
白いプラスチックの詰め物の失敗作。
JUGEMテーマ:健康
先日友人の奥さんが近くのHMOの歯科医(ネット・ワークで安価)で、銀の詰め物を5つほど白い物に詰め替えてもらったら、4本も噛むごとに痛みを感じるようになったケースがありました。 「銀色の詰め物を白く出来るのならしたい」と思う患者に漬け込んだ必要の無い治療です。 又白い詰め物に変えることによって害が出たり、変な痛みが出る可能性がある事は歯科医はいいません。これはその歯科医の初歩的な失敗です。 説明しますs。

 まず、白いプラスチック(米国でコンポジット、日本でレジンと呼ぶ)の詰め物は所詮プラスチックでしか無く、見えない程の程度でも湾曲はしますし、磨耗もすぐに起ります。この詰め物はなぜ額に影響が出てくる(害)のかを説明しましょう。

 虫歯の穴のを適切な形に削って、そこに詰め物をする(治療と言いますが、ただの修復です)のですが、その際にポンディングという技法を使います。
エナメル質や象牙質にエッチングという処置を施し(酸を使って目に見えないほどのでこぼこを歯の内表面に作る)、その後に液状プラスチックを表面に湿らせる様に薄くぬります。
そしてそこにプラスチックの硬質化したものであるコンポジット(粘土のような粘り気と湿り気のある物で、日本ではレジンといいます)を押し込み、青い光を当てて固まらせます。こうする事によって、歯(象牙質とエナメル質)に塗られた液状プラスチックに粘土状のコンポジットがくっつくのですね。
 さて、ここで起こりえる問題がいくつかあります。
1.削った歯の内側の大部分が象牙質である場合、その表面の処置が大事となります。そこの処置を間違うと、変な痛みがでます。
2.青い光を当てて詰め物を固まらせるのですが、その光が底まで達していない時には、固まっていない部分が出来てしまい、痛みが出ます。
3.詰め物を入れる度合いが大事です。 余り一度に多く入れるとやはかたまらなかったりしますし、収縮が起こります。 少し入れて固まらせ、又その上に少しずつ入れて固まらせるのですが、そんなときに隙間が出来たりする事もあるのです。 
4.とにかく、白い詰め物(クラウンじゃなく)は問題が起こる事がたぶんでもありますので気をつけてください。痛みや感触が悪いときには必ず、歯科医に文句を言いましょう。治療してもらい、痛みがあるのは全部歯科医の責任なのですから。







| Shunzo Ozawa D.D.S. | 19:57 | comments(1) | - |
しみると言うだけで、神経治療が必要という歯科医。 例の東洋人女医です。
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またです。
 しみる歯があって、検診にいったらその歯は神経治療が必要ですといわれたのですね。
そのほかにもいくつか小さな虫があるといわれたそうです。
検査をしますと、しみるのは時折の事であり、かみ合わせを調節する事でなくなりました。
他に何本か治療が必要といわれたそうですが、虫食いはどこにもありませんでした。

 ただ、一本だけは既存のアンレーをクラウンに変えるべきでもありました(この国の歯科学会のガイドラインに沿った場合です(注ー1)。そのほかには2本ほど改良しても良いのですが別に急ぐ必要は無く、そのままでも近い将来に大事に至るような物では無いのでしたが、米国の標準に沿って違う、また長持ちする物に帰る事も考えるべきでもあるというものがありました。 ちなみにちいさな虫歯なんてどこにもありません。

 患者さんはそのクリニックに「治療内容の予定を書いてほしい」と頼むと、それは出来ないと言われたそうです。
まったく、あきれたクリニックですね。もうどこのクリニックかはお分かりでしょう。 礼の韓国系のクリニックです。 用心して記載をしない事にしたのでしょう。
 

 とにかく、NYでは日本人を募っている歯科医には盲目的に従う事は避けてください。
私もその一人ですが、私は常にアメリカの常識的な判断をしてお伝えして、日本の標準をも患者さんに伝え、どちらにするかを患者さんと相談しながら治療をしています。 日本とアメリカの狭間に立つ時、大変考慮が必要になります。 でも、一番大事なのは患者さんの歯の将来的な展望が出来るかどうかという事なのですね。

注ー1: 米国人の場合、神経治療をするまでに達した場合は、その歯はほとんど、あちこちの面で虫食いが起こっていて、歯(見える部分)の大部分がなくなってしまっているので、ポスト・クラウン(被せ物とポストという軸のような物)が必要になるのです。 でも日本では歯の半分以上が、時には80%ぐらいのこっているのに、神経と取ってあることがあります。
そんな場合には、上手な詰め物か、アンれーというもので済ませてあります。 そして、これはそのまま持つことが多いのです。 しかしこの国では、神経を取った歯はポスト・クラウンをする必要があるとされていますのです。 しかし日本人の場合歯がほとんど(80%プラス)残っている歯にポスト・クラウンが装着されていない場合もあり、それでも大丈夫な事があるのです。 経験の少ない歯科医や、営業を目的にする歯科医はそんな歯をポスト・クラウンが必要ですと言って、治療をしようとするのです。短く言うと、日本での治療の場合、神経がなくなっていても、ポスト・クラウンをしなくても良い事もあると言う事ですね。 


 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 18:15 | comments(0) | - |
ある日系の歯科医のずるさ。
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今日いらした患者さんでした。
本来左上の親知らずの一部が崩れ落ちたので心配になり、ある日系の歯科医を訪れたら、他に多くの虫歯があるからそちらから治療がはじまったのです。 患者さんは8割ぐらいは保険でカバーできますといわれ、又会社からの援助もあるとおもい、治療を始め3本の歯を治療されましたが、相変わらず、左上の痛みは再発するのでおかしいと思い、来院されました。
 拝見すると、治療された3本の歯は一番治療がやりやすい部分で治療費も多い歯ばかりでした。でも、最初に痛みが発した歯(親知らずであって、本人もそのように思っていた)は未だに放置されていました。その他に前歯の虫食いでもう少しで神経に達するほどに大きな虫歯は放置されていたのです。
 私は歯科大で学んだ事、また常識として、歯科医が患者に最初にする治療は一番危険な歯、つまり一番大きな虫歯を最初にするのが当たり前と認識していますし、そう教えらられましたし、素人でも分かる事です。
しかし、この歯科医は一番高くてやりやすい歯の治療を先に3本も行い、痛みが出たりしていた歯や、もうすぐにでも痛みが出そうな歯を放置していたのです。
さすが、患者さんもおかしいと思い、来院られたのです。
 

 全く困った事です。多くの歯科医が不況のためか、患者の事を第一に考えずに、営業の事を第一に考えそういう治療をしているのは、もう医者とはいえなく、商売人、または他人を利用する目的が第一とする人間でしかありません。 悪くなる、直ちに手当てをしなければならない事をせずに、儲かる歯の方がいかにも大事であるように言って、それを先にして営業成績を上げようとしている姿を見るのは全く残念におもいます。 この歯科医は日本人です。 日本人が日本人のために尽くそうと言うのとはまったく反対に、何も分からない日本人を利用すると言う行為には、悲しく思います。 
 こういう事は中国人の間でも常識的におこっています。 自国人を利用するのですね。 でも、子の人たちは移民なので仕方が無い事も多く、それを乗り越えて一人前の米国市民となるのです。 でも、日本人はちがいます。 移民じゃありません。 そこに不注意というか、同じ日本人だから大丈夫。また日本語での看板を上げているので大丈夫、などと思って相手の思う壺にはまっているのが現状ですね。 ご一考を。


 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 21:52 | comments(0) | - |
United Health 歯科保険をお持ちの方にご注意。
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歯科は保険は最近まで、歯科医の申請するままにうけいれられる事が大方でした。
しかし、最近ある保険会社で理不尽のようにベネフィットを出さない事がおおくでてきました。。
その保険会社はUnited Health です。
 同じ物を他所の保険会社にクレームすると、きちんと認められベネフィット(保険金)がでるのに、この保険会社は出さないのです。 
この会社の歯科保険を持っている方は気をつけてください。 治療を受ける前に、保険会社にPre-estimate という問い合わせを歯科医にして貰ってから治療を受けないと、出るはずの物が出ない事が多分です。
 保険会社は商売をしています。 出さない事によって、より多くの利益がでるのですね。患者さんが泣き寝入りする事を前提にして、少しでも利益を多くしようとしているようです。
 

 とにかく、United Health歯科保険をお持ちの方は治療を受ける前に、歯科医にPre-estimate を申請してもらってからでないと、保険が出るかどうかわかりませんのでご注意を。
痛みがある場合でも応急処置だけですまし、その後の本治療はPre-estimateの申請をしてもらってから、受けてください。 全く理不尽な理由をつけて支払いを拒否する事が多くなっています。


 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 21:30 | comments(0) | - |

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