Page: 1/1   
電動歯ブラシのほうがよいのでしょうか? という質問。
JUGEMテーマ:健康

電動歯ブラシには2種類あり超音波の物が良いでしょう。 ソニック(sonic)と書いてあります。 
ブランドはフィリップス(Phillips)かオラル・ビー(Oral-B)です。 
その他の電動ブラシで丸いブラシがぐるぐる回るだけの物は効果があまりあるとはいえません。。 
説明しましょう。

ソニック系は大変洗浄効果があります。 超音波(SONIC)を利用しているのです。歯科医の器具や宝石類の洗浄に使われています。目に見えないゴミまで取り除く事ができるのです。
超音波を使い歯ブラシの毛先を通して歯の表面の垢(plaque)を超音波振動で取り払うので、効果があるようです。 

一方、ソニック以外のもう一つの電動歯ブラシは尖の丸い部分が、つまり丸いブラシがぐるぐる回るだけです。 これでは、洗浄効果に限界があるでしょう。 
ぐるぐる周るブラシでどうやって窪みの部分を掃けるのでしょうか? 使い方によっては出来るかもしれませんが、無理があるでしょう。
こういう電動ブラシは子供が歯ブラシをうまく使えない時に使ってみるのも良い方法です。面白く感じて歯ブラシをはじめる子供がいれは正解です。 

で、質問の答えですが「電動ブラシは2種類ある」
ソニック系は良いです。
ぐるぐる回りのものは、あまり効果が無い事が多いでしょう。

追: ozawany.jugem.jp も読んでください。 アメリカの一般日記です。
 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 18:46 | comments(0) | - |
日本の歯科用語からくる、勘違い、思い違い。
JUGEMテーマ:健康
 
以前に歯医者はこの国に常識として医者じゃない事を何度も書きました。 又、治療が治療ではなく処置でしかない事なども。 きょうは改めて日本の歯科用語からくる不正確さと紛らわしいさを書きます。

1.(歯科医:歯科の医者と言う意味ですが、この国では歯科は医療(Medical)とは考えられていませんので医者ではなく、そういう医療という意味はデンテイストという名前の中にはありません。。
  (米)Dentist はDento(歯)をいじる人(イスト)でしかありません。 何々イスト、、、アーティスト、ネーりスト、ヘアー・スタィリストの類と同じです。

2.(治療: この言葉は治癒の事で病気を治す事を意味します。 虫歯は病気ではありませんし治りません。
  (米)Treatment :この国では処置という意味であり、詰め物、アンレー、 クラウンなどを使って歯を修復、Restore,する事をさしてます。 歯の欠損した部分を継ぎ足したり、全体の容を作り直したりするだけです。治す事は病気じゃないのでできませんし、しません。

3.(神経治療(根管治療): 神経を治療するような意味ですが、神経は治療できませんので治療はしないで除去するだけです。 同時にい神経以外のものも除去されます。
  (米)Root canal treatment: 根管の処置と言う意味で、根管内の全て(神経、血管、組織)の除去です。

4.(歯磨き: 歯を磨くといいますが、歯は磨かないで掃除をしているのです。 「歯ブラシをよくしてください」、「歯磨きがたらない」などと言うだけで、其の効果の具体的説明はしたがらない。 
  (米)Brushing: ブラシをかける事、つまり箒で掃くように掃除をする事です。 もう40年ぐらい前から歯ブラシのみでは十分な清掃ができない事は常識として広く知られています。

5.(糸楊枝: フロスは楊枝じゃ有りません。 こんな訳では詰まった物を取り出す用具という間違った解釈に導いています。
  (米)Floss: 楊枝としてつかうのじゃなく、歯の周りの歯垢を擦り取ります。 背中を手ぬぐいでゴシゴシ、というような感じで軽く歯の首(Root)、つまり根にあたりの歯垢をとるのです。 

以上のように日本語は全く其の言葉からくるニュアンスが実質を伴っていません。 こんな事では何時まで経っても日本人の歯科IQはあがらないのです。 英語の単語を覚えて物事を見直してください。

追: ozawany,jugem.jp/ も読んでください。 一般日記です。
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 17:32 | comments(0) | - |
治療(処置)は虫歯の大きさによる。 1−4段階です(前回のつづき)
JUGEMテーマ:健康

前回、前々回と虫歯を4段階に分けました。
1. これぐらいの小さな物は簡単な詰め物ですみます。 白いプラスチックか銀の詰め物です。 約半年かかります。
2.少し大きくなると、これも1.と同じ物でも大丈夫です。$100−300. ここまでなるには半年から一年。
3.これくらいになると、其の面が全部なくなるので白いブラスチックの物だと弱くて持ちません。一年以上経っています。 型を取って銀とか瀬戸物の技工物を作りはめる事になるので費用も増えます。 $1000−1800.
4. 神経に達してしまうと、歯の中心部(りんごの芯)をくり貫かれる事になるので、歯が殻のようになり、割れやすくなります。 ポストとクラウンが必要となります。 費用は$3−4500ぐらい。 これは2年ぐらい経っているでしょう。

お分かりになりましたか? 虫歯は出来始めでから半年以上、時には2年ぐらいかかって大きくなります。 半年毎の検診をする事によって、虫歯を小さな段階で食い止める事ができるのです。 

注: 上記に事は新しい虫歯にかんしてです。 
既存の詰め物(filling, inlay,onlay等)が緩んで其の隙間からバイキンがはいって腐食が始まる場合は、以前に削った後の深いところから始まります。 詰め物が取れたとき、取り外した時には大きな虫歯(穴)という事になります。 そんな緩みも6ヶ月毎の検診で見つける事も可能です。 
しかし、不可抗力という場合の起こりえるので、古い物は疑わしき場合早めに交換する事も大事でしょう。 歯科医の眼力や経験が物を言う事になります。
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 15:04 | comments(0) | - |
虫歯を見つけるのは? 歯科医で検診によってです。 貴方ではありません。
JUGEMテーマ:健康
 
素人である貴方が虫歯に気づくのは虫歯が大きくなってからでしかない事は前回でお分かりでしょう。
前回のように、.小さな穴のみ .穴の内側に少し広がっている。3. 穴が大きく陥没するぐらいに内部が腐っている。.表の部分が大きく変化してしまっていて、芯まで深く腐っている事がわかる。、、、、という段階に分けて書きます。

1。2。の段階のあたりでは症状がないので貴方は気づきません。 でもこの国の歯科医はみつけます。 なぜならそれが当たり前であり、義務であり、早期発見であり、当然の事なのです。
一方、日本での検査は1と2は見逃す事がおおく、とずさんとしかいえないようなものです(11−8−11)から、虫歯は当然進行してしまいます。
 この1と2の段階だと比較的簡単な処置(治療)ですみます。
3。ぐらいになると、症状が出るので貴方も気づきますね。 
この時ぐらいの進行程度だと、歯科医の良心と技術などが試される時でしょう。 なぜかというと、神経治療をするかしないで、歯科医の収入に大きな違いが出るからです(注ー1)。

4。の段階だと神経治療ですね。

 痛くなってから歯科医に行くのが習慣でもある日本では、多くが神経治療をされてしまうと言う事になっているようです。 日本人の歯が悪い原因の一つです。

次回は虫食いの大きさ(1,2,3,4)に従っての処置方法(治療と呼ぶ)を具体的に書きましょう。

注ー1. この国で神経処置(Root Canal Treatment)をすると、其の後ポスト、クラウンという処置が必要とされます。 全額で3−4000ぐらいとなるでしょう。  一方、神経が助かると其の半額以下ですみます。 日本は神経処置は安価で患者の重荷にはなりませんが、やはりずさんな治療が多くみられます。よって後日トラブルが起こる人が多いですね。

ozawany,jugem.jp/ も読んでください。 一般日記です。
 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 16:17 | comments(0) | - |
虫歯の進行程度、その段階。 リンゴの腐り方と同じ。
JUGEMテーマ:健康

虫歯は誰の歯でも、どの歯でも同じ現象でしか無く、同じ道をすすみ、同じ事に行き着くという事を前回書きました。
では、どのように起こりどのように進行するのかを書きましょう。まず、又リンゴに例えます。

幾つかののリンゴに爪楊枝で同じ小さな穴を開けます。 
1つ目は、翌日に皮をむきます。穴の内側のあたりが少し茶色くくなっているでしょう。
2つ目は一週間後に剥きます。 茶色い腐った部分は少し大きくなっています。表から見ると同じ小さな穴でも、内側の腐食は拡がっています。
3っ目は二週間後、または一ヶ月後でもいいです、つまりずっと時間をおいてみると、むくまでもなく、表面が窪むほどになっているでしょう。 皮を剥くまでもなく内側がグチャグチャになるほど腐っているのが解りますね。
4っ目はそのまま置いて置くと芯まで腐ってしまい、もう剥く事もしなく諦めます。たべられません。
以上がリンゴの腐り方です。驚く事は歯も同じなのです。

今度は同じ現象を歯において描きます。。
1は虫歯の出来始めで、歯の殻とも言えるエナメル質(注ー1)に小さな穴が出来(これは溶ける現象、注ー2)、そこから内側にばい菌が入って象牙質(リンゴでは実の部分)が腐ります。痛みはありません。沁みたりもしません。

2は放置され時間がたったので、内側の象牙質(実の部分)で腐食、腐敗が拡がります。少し沁みる事もあります。

3はそれが拡がり、内側は空洞化のようになり外側のエナメルの殻をささえきれないため、陥没が起こります。いわゆる「歯に突然穴が開きました」という感じですね。 このころからはたいていの場合は沁みます。

4はその後も放置した時点となり、神経(リンゴの芯)まで達してしまったので、歯が「死んでしまう」という敬称となります。 沁みるだけでなく、痛みが止まらなくなります。

さて、お解りですか。虫歯は第一段階で見つけて処置をすれば簡単で安価ですみ、歯も損傷がすくなく、寿命も延びるという事です。 日本とアメリカの診断の違いを次回にかきます。

        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
注ー1.歯の外側の1ミリから場所によっては2ミリぐらいはエナメル質という殻のような物で出来てます。 99%無機物で結晶体で出来ています。 ガラスのような殻で歯の実体は覆われています。リンゴの皮と同じ役目でう。 内側をまもっているのですね。

追:患者さんからのリクエストがあったので記載します。ozawany,jugem.jp/ も読んでください。 一般常識などや、単純な疑問をなげかけて書いています。 よろしく。私の個人面でもあり一人の人間としての思い、考え、問いかけなど、一般日記です。
 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 17:43 | comments(0) | - |
虫歯はいくら悪くても、別に複雑な事ではありません。
JUGEMテーマ:健康

患者さんの中には自分の虫歯の問題を非常に難しい事と感じていられる事も多いようですが、それが勘違いである事が多いのです。 虫歯の本質を指摘しましょう。

 まず「歯」という物を考えてみましょう。 
歯は奥歯も前歯もどの歯も同じ歯でしかありません。型がちがっても質は同じです。その上、歯は貴方の物も私の物も同じです。 本質的には全く変わりません。
 
 喩えて言いましょう。貴方の歯が28個のリンゴとすればどのリンゴも同じリンゴで容やそれのある位置が違うだけです。 それがFujiリンゴとすれば28個全てがFuji リンゴです。 
そして私の28個のりんごはマッキントッシュという違う種類であったとしても、28個全部同じマッキントッシュであると同時に貴方のリンゴと同じリンゴでもあります。 
 つまり、貴方の歯も、私の歯も、誰の歯であろうが同じ「歯」でしかないのです。 よって同じ事しか起こらないのです。 
歯という単純な物に、単純な事が起こり、単純な修復作業、、、(日本は治療と呼んで内容の意味を難しくしている)、、、が必要となるだけの事なのです。

 そうです、だれの歯に起こる事は決まっているのです。 
多種多様のシュ留意の病気と違い、歯には同じ事、むし食いしか起こらないのです。 
あえて一つ一つに違いがあるとすれば、それは見つかった時の進行程度ですね。 どれ程進んでいるかによって症状がちがうのですが、これもどの歯にも同じ順に起こる単純な過程でしかないのです。 
つまり、誰のどの歯であろうと何が起こるかは決まっているのです。 同じ「リンゴ」ですから同じ事しか起こらないのです。 で、簡単なのですね。

追: 今回は起こる事、起こった事の進行程度の問題として捉えました。 次回はその程度によって、何をするかという観点で書きます。
 
 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 23:07 | comments(0) | - |
検診は日本ですれば安くつくと思った人がはまった落とし穴。
JUGEMテーマ:健康


 毎年の帰国の際に検診をしてもらい「虫歯はありません」と言われていた人がはまってしまった落とし穴? といえる歯科検診と治療対象の違いをかきます。
これは夏に毎年帰国して検診をうけていた人に起こった事でした。

 毎年夏に日本で検診と必要な治療をしてもらっていましたが、今年は帰国出来ずにいたのです。 そして2ヵ月後の9月に歯が痛くなり始め、様子を見ているうちに、痛みは止まらなくなり来院されました。 
 検査の結果は、虫食いが神経まで達しているという大きな虫歯の存在でした。 約1年あまりで神経まで達する虫歯が詰め物の下に出来いました。

さて、ここではっきり知っていただきたい事をいくつか書きます。 まず、、、、
1.一年に一回の検診ではとても十分では無い事。 6ヶ月が常識です。
2.日本での過去の治療が十分に長持ちする物ではなかったこと。 この歯は第一大臼歯で一番大事な歯の一つでした。 長持ちする良い治療をしてもらっているべき。 歯科医の思慮と思いやりのなさ、、、又は患者さんの不注意とも考えられます。
3.一度治療(詰め物)したところが、不出来であると其処からの虫食いの進行は早いのです。 この国で6ヵ月毎のレントゲン検査をしていれば、これも早期に見つかっていたでしょうから、神経治療には至らなかったのです。 虫くいが神経にまで達するには1年以上かかる事(3−30−11)を再度記載します。
4.日本での検診では虫歯の発見が遅れます。 保険制度は検診には支払いが無く(信じららないですが、、、)歯科医は細かい検査(早期発見に必要)を省きます。 歯科医は点数の多い比較的大きくなって患者本人が自覚のあるようなものだけをを中心に治療するのです。
 
という訳で、少なくとも何の症状も無い時にでも半年以上経っている場合はこの国で検診だけで設けてください。 検診だけでも良いのです。 
何処がどの位悪いかを歯科医に説明してもらい文書に記載してもらいましょう。 
小さな物は半年は待てるので、帰国の際に日本で治療が受ける事も考慮できますね。
大きな物でも、応急処置をすれば半年ぐらいは持つでしょう。

とにかく、検診を受けましょう。 
それから考えて、セカンド・オピニオンを聞く事もしたりと、貴方の経験を思考のレベルを高める事が良い閣下ににつながるでしょう。 歯の問題は一生のうちに何度もおこるのですから今から学びましょう。

| Shunzo Ozawa D.D.S. | 17:24 | comments(0) | - |

Calendar

  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< November 2011 >>

Sponsored Links

Profile

Recommend

Search

Entry

Comment

  • 神経治療には後日の問題がふくまれる。 そのー6.費用を考えると。
    Madame B (05/09)
  • ニューヨークの日本人歯科医にもこんな嘘をつく人がいました。
    M-子 (11/02)
  • 海外法人クリニック。    そのー1. ブログに書いてきました。 確信した事からです。
    松井秀樹 (02/19)
  • 「痛みがある」と言うと治療される。   注意ー2. 痛みの種類から。改定版。
    Madame B (11/22)
  • インプラントは怖くない。    その^1. 米国。
    Madame B (11/14)
  • インプラントは良い。 
    MADAME B (10/28)
  • 「神経治療」には後日に問題が起こる。 そのー2.  噛む毎に痛み。
    Mini (08/07)
  • 日本語が通じると言ってその歯科医は信頼出来るのでしょうか? シアトルからの相談。
    Yuko (11/29)
  • シーラントの被害の報告が又です。 
    inakoi (01/12)
  • ニューヨークの日本人歯科医にもこんな嘘をつく人がいました。
    サチ (08/30)

Archives

Category

Link

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode