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歯並びがわるくなる理由。
2011.08.09 Tuesday | category:矯正
JUGEMテーマ:健康
テレビの番組の中でお医者さん(歯科医ではない)が歯並びが悪くなる理由について間違った事を言っていましたので訂正します。
彼がいうには「人類の進化と共に顎が小さくなりましたが、歯の数は同じなので入りきらなくなった」でしたが、これは間違いです。 顎が短くなって出にくくなったのは6年も離れてからはえてくる(18歳頃)親知らずの場所がなくなってきた話でしかありません。 12歳までに生えそろう必要な28本の歯の生える場所はちゃんと有るのです。
では、日本人の歯並びが悪くなる理由は何でしょう。
1.神様の仕業。神は人間を完全な姿には作りませんでした。生まれつきが理由。
2.歯科治療の至らなさ。これが一番の理由です(日本の場合)。
3.患者さんの虫歯の放置。
1.の場合でも適時に適切な矯正をすれば完ぺきまたはそれに近い物に出来ます。 年齢は生えそろう2年前ぐらいで10歳前後が適時です。 日本では気づかない歯科医も多いようですから、ご自分で矯正歯科医をさがして検査してもらう事も良い結果を招くでしょう。 多少のずれなら簡単な矯正で治ります。歯並びの悪さにもピンからキリまで起こりえます。
2.健康保険制度が後手の治療の仕組みになっている事。 そのまま甘受しているのが日本の歯科医達です。 歯並びが悪くならないように、少なくとも悪化しないような予防処置は簡単な処置で出来るのですが、それを認めてないのが日本の保険制度ですから、歯科医も診て見ぬふり、見逃してまたは見過ごしているのですね。 ですから、10歳前後には矯正医に自由診療で見てもっらうのが悪化の予防につながります。
3.親の見過ごしも多いようです。 『子供が痛がらないから検診につれて行かなかった』、といのが親の言い分です。 子供は3歳ぐらいから検診してもらうべきで、特に8−10歳頃には奥歯を良く見てもらいましょう。 一番奥の歯は大人の歯で、この歯が場所的に一番大事なのです。 前歯のゆがみは直ぐに直ります。 でもこの奥歯はなかなかそうは行かないし、一度動いてしまうと八重歯の根源となります。 半年毎には見てもらいましょう。
と言うわけで、日本で本当に早期に必要性をみつけるには、矯正医か小児歯科(自由診療)で歯並びに関してだけでも、見てもらいましょう。 後手にまわってはひどくなってしまい、余分な時間を費用がかかります。 日本では何事も後手に廻ったシステムになっているので、自分で考え選択してゆく事が大事でしょう。
追: アメリカ人の一般歯科医は知識がありますから、必要な子供は適時に矯正を薦めてくれるでしょう。 一般歯科医の義務となっています。 ただ、6ヶ月毎の検診は怠らない事です。 6ヶ月毎に診て貰っていると、虫歯も小さい物しかありませんし、矯正も必要性も適時に指摘してもらえます。
テレビの番組の中でお医者さん(歯科医ではない)が歯並びが悪くなる理由について間違った事を言っていましたので訂正します。
彼がいうには「人類の進化と共に顎が小さくなりましたが、歯の数は同じなので入りきらなくなった」でしたが、これは間違いです。 顎が短くなって出にくくなったのは6年も離れてからはえてくる(18歳頃)親知らずの場所がなくなってきた話でしかありません。 12歳までに生えそろう必要な28本の歯の生える場所はちゃんと有るのです。
では、日本人の歯並びが悪くなる理由は何でしょう。
1.神様の仕業。神は人間を完全な姿には作りませんでした。生まれつきが理由。
2.歯科治療の至らなさ。これが一番の理由です(日本の場合)。
3.患者さんの虫歯の放置。
1.の場合でも適時に適切な矯正をすれば完ぺきまたはそれに近い物に出来ます。 年齢は生えそろう2年前ぐらいで10歳前後が適時です。 日本では気づかない歯科医も多いようですから、ご自分で矯正歯科医をさがして検査してもらう事も良い結果を招くでしょう。 多少のずれなら簡単な矯正で治ります。歯並びの悪さにもピンからキリまで起こりえます。
2.健康保険制度が後手の治療の仕組みになっている事。 そのまま甘受しているのが日本の歯科医達です。 歯並びが悪くならないように、少なくとも悪化しないような予防処置は簡単な処置で出来るのですが、それを認めてないのが日本の保険制度ですから、歯科医も診て見ぬふり、見逃してまたは見過ごしているのですね。 ですから、10歳前後には矯正医に自由診療で見てもっらうのが悪化の予防につながります。
3.親の見過ごしも多いようです。 『子供が痛がらないから検診につれて行かなかった』、といのが親の言い分です。 子供は3歳ぐらいから検診してもらうべきで、特に8−10歳頃には奥歯を良く見てもらいましょう。 一番奥の歯は大人の歯で、この歯が場所的に一番大事なのです。 前歯のゆがみは直ぐに直ります。 でもこの奥歯はなかなかそうは行かないし、一度動いてしまうと八重歯の根源となります。 半年毎には見てもらいましょう。
と言うわけで、日本で本当に早期に必要性をみつけるには、矯正医か小児歯科(自由診療)で歯並びに関してだけでも、見てもらいましょう。 後手にまわってはひどくなってしまい、余分な時間を費用がかかります。 日本では何事も後手に廻ったシステムになっているので、自分で考え選択してゆく事が大事でしょう。
追: アメリカ人の一般歯科医は知識がありますから、必要な子供は適時に矯正を薦めてくれるでしょう。 一般歯科医の義務となっています。 ただ、6ヶ月毎の検診は怠らない事です。 6ヶ月毎に診て貰っていると、虫歯も小さい物しかありませんし、矯正も必要性も適時に指摘してもらえます。
歯石を取ってもらうと血が出るのはなぜ?
2011.08.07 Sunday | category:歯ブラシと歯科衛生。
JUGEMテーマ:健康
前回で、歯ブラシが届かない所があり、そこに歯石が溜まる事を書きました。今回はそこからクリーニングの際に血がでるわけを書きます。それは歯茎が歯垢や歯石とともに腫れた状態だからです。
歯石や歯垢は歯茎の外側(上部)にもあるのですが、歯茎の内側にはもっと多く有ります。 するとそれを取る時にどうしても器具が歯茎に当たりますから出血するのです。
歯茎はその上部の尖から1−3ミリ程は歯にもたれかかっていて歯にくっついてはいません。 フロスを使うと歯茎の中に埋もれるのはそういう理由です。 そこには唾液とともに食べ物の細かいカスが入って仕舞い、歯にくっ付くと歯垢となり、やがて積み重なって歯石になります。 そうです、歯垢や歯石は最初は歯茎の内側から溜まるのです。 そして積み重なって歯茎の外側まででてくるのです。
それでは歯茎が腫れる理由です。 それは唾液のなかには各種のバクテリア(ばい菌もいる)が生息していて普段はあまり害をもたらさないのですが、異常に繁殖すると歯茎に害をもたらします。歯垢や歯石はバクテリアの巣になり、其処には普段より多く繁殖しているのです。 そして、其のバクテリアの排泄物が歯茎には軽い毒となって働き、歯茎の内側の表面が赤く成ります。 そして歯垢や歯石が多くなるにつれて歯茎の外側まで赤くなるのです(注ー1)。 腫れていれば腫れているほど血は出ます。
一方歯石がなくなると、出血は止まるはずです。 クリーニングの後も出血するようでしたら、歯科医に告げましょう。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
注ー1.人によっては例外もあり、全く赤くならない歯茎もあります。 この場合は帰が付きにくいので返って歯石を見逃される事が多いようです。
前回で、歯ブラシが届かない所があり、そこに歯石が溜まる事を書きました。今回はそこからクリーニングの際に血がでるわけを書きます。それは歯茎が歯垢や歯石とともに腫れた状態だからです。
歯石や歯垢は歯茎の外側(上部)にもあるのですが、歯茎の内側にはもっと多く有ります。 するとそれを取る時にどうしても器具が歯茎に当たりますから出血するのです。
歯茎はその上部の尖から1−3ミリ程は歯にもたれかかっていて歯にくっついてはいません。 フロスを使うと歯茎の中に埋もれるのはそういう理由です。 そこには唾液とともに食べ物の細かいカスが入って仕舞い、歯にくっ付くと歯垢となり、やがて積み重なって歯石になります。 そうです、歯垢や歯石は最初は歯茎の内側から溜まるのです。 そして積み重なって歯茎の外側まででてくるのです。
それでは歯茎が腫れる理由です。 それは唾液のなかには各種のバクテリア(ばい菌もいる)が生息していて普段はあまり害をもたらさないのですが、異常に繁殖すると歯茎に害をもたらします。歯垢や歯石はバクテリアの巣になり、其処には普段より多く繁殖しているのです。 そして、其のバクテリアの排泄物が歯茎には軽い毒となって働き、歯茎の内側の表面が赤く成ります。 そして歯垢や歯石が多くなるにつれて歯茎の外側まで赤くなるのです(注ー1)。 腫れていれば腫れているほど血は出ます。
一方歯石がなくなると、出血は止まるはずです。 クリーニングの後も出血するようでしたら、歯科医に告げましょう。
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注ー1.人によっては例外もあり、全く赤くならない歯茎もあります。 この場合は帰が付きにくいので返って歯石を見逃される事が多いようです。
歯石は何故溜まってしまうのですか?
2011.08.02 Tuesday | category:歯ブラシと歯科衛生。
JUGEMテーマ:健康
歯ブラシをちゃんとしているのに、半年毎の「クリーニングの時には必ず歯石や歯垢があるのはなぜですか? 血がイッパイ出るんです?」と言う質問をされました。
この人はNJの歯科医に半年毎のクリーニングに通っているそうです。「1日2回の歯磨きじゃ足らないのですか?」と言うのが質問です。
ごもっともです。一生懸命歯磨きをしているのに、「歯石がたまり、歯茎から血がでるのはなぜなのだろう? 2回では足らないの?」との疑問も納得が行きます。
しかし、ここで考え方を回数から違う方向に代えていただく事が大事でしょう。 それは、、、。
歯ブラシで行う作業とは歯やその周りの掃除でしかなく、100%完全には出来ない事をしりましょう。 3回に増やしてもしても1回1回が十分じゃなければ、何度しても大して変わらない事になります。1回目に取り残されたものは2回目でも取り除けないでしょうから。
一方、もし1回のみでも100%の清掃が出来るなら歯石はたまらなくなるのです。
では、歯という物の見方も変えてください。
歯は口の中に備わった食器です。 まず手でフォークやナイフ、またはお箸で小さく刻んだ物をさらに、口の中で砕く作業をします。歯は口の中の食器という考えをして下さい。
よって歯ブラシは歯というこの口の中の食器の掃除をする道具であって、手段なのです。
食器は使用後にすぐ洗えば水だけでほとんど綺麗になります。 歯も同じ事ですね。 食後に直ちに水で漱げば綺麗になります。 歯ブラシをも使ってならもっと効果があるでしょう。
時間が経ってからでは食べ物がこびりついてしまって水洗いだけでは取れなくなります。 幸いブラシを使えば多少は毛先でこする事になるので、付着したものでも取り除けます。 お風呂や食器もおなじです。 水だけで出来なければ、スポンジや刷毛を使って掃除します。
歯磨き粉はアワをたててゴミを浮かしてくれるのでゴミが出てきます。石鹸作用も有って油気を分解してくれるので、清潔になります。
しかし清掃が十分にできるのは歯ブラシがあたる部分のみしか掃除の効果が完ぺきじゃないのです。 歯ブラシの当たらない部分のゴミは残ってしまいます。 歯垢はこの歯ブラシの届かない部分に付着したものです。 やがてそれは結晶化して歯石となるのです。 歯ブラシという物は箒と同じですから、とどかないところは掃けないのですね。
と考えると、歯ブラシ何回というより、一度でどのくらいの掃除が出来ているか、十分でなければフロスや水でのすすぎ、ウォーターピックなどを使ってどうやって100%に近い掃除をするか、という事を考えて見る事が大事なのです。 どんな方法でも食事の直後にするのが、回数をふやすより良い効果が上がるでしょう。
歯ブラシだけでは28個もある歯を満遍なく清掃出来ない事がお分かりになったと思います。 ですから、この国ではずっと前からそれを補うためにフロスとウォーターピックが発案されました。
フロスはタオルで背中をごしごしとこするように歯の首の所をこすって垢を取ります。 ウォーター・ピックはホースを使ってその水力でゴミを押し流す要領です。 どちらも歯と歯の間や歯茎の内側という歯ブラシのとどかない所、つまり歯石の溜まりやすい所の掃除が目的です。
という事で、どんな方法を用いようと垢の付いた直後、つまり食後には出来るだけ早い時間にハケ(ブラシ)で掃く作業をしながら、漱いで食べ物の粕を流してしまうのが一番効果的です。 どなたにでも理解できる理屈ですね。 歯ブラシ神話4−19−10や歯ブラシと歯科衛生のカテゴリー1−19−10、、、その他、で以前のブログを読んでください。
以上が歯石の溜まる理由です。 歯磨きでは十分な清掃が出来ないという事を早く気づいてください。
追: 血が出る理由は次回にします。
歯ブラシをちゃんとしているのに、半年毎の「クリーニングの時には必ず歯石や歯垢があるのはなぜですか? 血がイッパイ出るんです?」と言う質問をされました。
この人はNJの歯科医に半年毎のクリーニングに通っているそうです。「1日2回の歯磨きじゃ足らないのですか?」と言うのが質問です。
ごもっともです。一生懸命歯磨きをしているのに、「歯石がたまり、歯茎から血がでるのはなぜなのだろう? 2回では足らないの?」との疑問も納得が行きます。
しかし、ここで考え方を回数から違う方向に代えていただく事が大事でしょう。 それは、、、。
歯ブラシで行う作業とは歯やその周りの掃除でしかなく、100%完全には出来ない事をしりましょう。 3回に増やしてもしても1回1回が十分じゃなければ、何度しても大して変わらない事になります。1回目に取り残されたものは2回目でも取り除けないでしょうから。
一方、もし1回のみでも100%の清掃が出来るなら歯石はたまらなくなるのです。
では、歯という物の見方も変えてください。
歯は口の中に備わった食器です。 まず手でフォークやナイフ、またはお箸で小さく刻んだ物をさらに、口の中で砕く作業をします。歯は口の中の食器という考えをして下さい。
よって歯ブラシは歯というこの口の中の食器の掃除をする道具であって、手段なのです。
食器は使用後にすぐ洗えば水だけでほとんど綺麗になります。 歯も同じ事ですね。 食後に直ちに水で漱げば綺麗になります。 歯ブラシをも使ってならもっと効果があるでしょう。
時間が経ってからでは食べ物がこびりついてしまって水洗いだけでは取れなくなります。 幸いブラシを使えば多少は毛先でこする事になるので、付着したものでも取り除けます。 お風呂や食器もおなじです。 水だけで出来なければ、スポンジや刷毛を使って掃除します。
歯磨き粉はアワをたててゴミを浮かしてくれるのでゴミが出てきます。石鹸作用も有って油気を分解してくれるので、清潔になります。
しかし清掃が十分にできるのは歯ブラシがあたる部分のみしか掃除の効果が完ぺきじゃないのです。 歯ブラシの当たらない部分のゴミは残ってしまいます。 歯垢はこの歯ブラシの届かない部分に付着したものです。 やがてそれは結晶化して歯石となるのです。 歯ブラシという物は箒と同じですから、とどかないところは掃けないのですね。
と考えると、歯ブラシ何回というより、一度でどのくらいの掃除が出来ているか、十分でなければフロスや水でのすすぎ、ウォーターピックなどを使ってどうやって100%に近い掃除をするか、という事を考えて見る事が大事なのです。 どんな方法でも食事の直後にするのが、回数をふやすより良い効果が上がるでしょう。
歯ブラシだけでは28個もある歯を満遍なく清掃出来ない事がお分かりになったと思います。 ですから、この国ではずっと前からそれを補うためにフロスとウォーターピックが発案されました。
フロスはタオルで背中をごしごしとこするように歯の首の所をこすって垢を取ります。 ウォーター・ピックはホースを使ってその水力でゴミを押し流す要領です。 どちらも歯と歯の間や歯茎の内側という歯ブラシのとどかない所、つまり歯石の溜まりやすい所の掃除が目的です。
という事で、どんな方法を用いようと垢の付いた直後、つまり食後には出来るだけ早い時間にハケ(ブラシ)で掃く作業をしながら、漱いで食べ物の粕を流してしまうのが一番効果的です。 どなたにでも理解できる理屈ですね。 歯ブラシ神話4−19−10や歯ブラシと歯科衛生のカテゴリー1−19−10、、、その他、で以前のブログを読んでください。
以上が歯石の溜まる理由です。 歯磨きでは十分な清掃が出来ないという事を早く気づいてください。
追: 血が出る理由は次回にします。
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