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80年代に台頭したお土産屋さんと現在の歯科オフィスの台頭。
JUGEMテーマ:健康
70年代には3−4店しかなかったお土産やさんが80年代には幾つものお土産屋さんができまhした。 日本からの観光客や駐在員がNYにふえるとともにお土産やさんが増えるという現象でした。。 日本レストランもしかりです。 
英語と外国での世渡りに弱い日本人はNYと言う町や本物のお店では相手の話をとても把握できなかったために、現地のお土産屋さんに頼りました。 
やがて、90年代に入ると多くのお土産やさんがつぶれてしまいました。 なぜでしょう?
日本人には多くの情報が入って来てお土産やさんのもってる情報より詳しい内容が得られるようなったと同時に、自分でアメリカ人店にゆけるようになったからです。 
日本人はお土産屋の売りたがる物をかうのじゃなく、アメリカ人が買っているお店で本物(?)というか自分の本当にほしい物を買うようになったのです。

歯科も同じような現象が起こっている最中といえるでしょう。 
今はお土産やさんのような歯科医に行ってしまっていると言えるのです。
とにかく、日本語が通じる所という事が先行していて、 日本人相手の商売先行歯科医ばかりに頼って、時代遅れの対応や治療でも満足してしまっているようです。 
日本語のできない韓国人や中国人歯科医までもが通訳を雇って日本語が通じます(?注ー1))と宣伝しているのはまるでお土産屋の宣伝のようです。 さて、売りたがってる治療内容はどんなものでしょう?

やがて情報を得て自分で本物のアメリカの歯科医を選んで行けるようになればもっと進んだ治療が得られるようになるでしょう。 今しばらく時間がかかりそうです。

日本人の多くがまだまだ発展途上国から脱出しようとしていた80年代初めと同じで、歯科に関しては知識と情報が欠けているのです。 
トラブルが未だに多いのはそういう見せ掛けの歯科医にまかせてしまっているからではないでしょうか? 歯科もしっかりした内容があってこそ、アメリカの進んだ良い治療といえるのです。 
選べる立場に自分を置いてみましょう。 良い選択を。

               −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
注ー1. 通訳と言っても素人です。 歯科医は貴方の事を本当に把握していない事が多いのでは?トンチンカンな検査と診断が多いのもそんな理由があるからでしょう。
 
 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 17:11 | comments(0) | - |
又、虫歯が14本と言われた人が、、、。 同じ韓国系の歯科医です。
 JUGEMテーマ:健康

過去にも何度も、何度もあった事です。 又虫歯が14本もあると言われたのです。
もう一人は12本との事。 
この歯科医では10本以上は日常茶飯事の事のようです(10−26−09)。

以前、この歯科医で13本と言われた患者んを拝見したら、1本しかありませんでした。
又神経治療が必要と言われた人が、全く必要でない事は頻繁です(12−7−10  6−7−10  6−21−10)。
この歯科医に行くと虫歯が増えるのですね。

『おかしな話』 を通り越していますので、他のブログもご覧になって御一考を。

追: 私は開業以来31年間、一人の患者さんに14本の虫歯を見た事はありません。
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 14:43 | comments(0) | - |
歯科医の怠慢による被害。 義務の大きさとその欠落
JUGEMテーマ:健康

この国の歯科検診において、大事な事は歯科医がキチンと正確に診断をする以外にもう一つ大事な事がありますす。
それは患者さんの口の中の全ての要なケアを者さんに漏れなく伝えるです。

何処まで治療を受けるかどうかを決めるのは患者さん意思ですが、歯科医は患者現状を全てインフォームしなければなりません
検診の際に既存の処置にある欠陥、孕んでる危険らを虫歯以外にも患者に知らせる事が義務になってます。
患者さん自身に自覚がないからと言って、それを告げずに後回しにして済ます事はいけない事になっています。
様子を観るつもりで告知しないという言い訳は日本や他の東洋の国では通っても、この国では許されない事で法的に怠慢とされます。
残念ながら、多くの東洋人歯科医が東洋人を相手にしているせいか、その規律を守っていない事が多いです。 

今日のケースはそういう羽目に会った患者さんの経緯です。
この患者さんは、10ヶ月ほど前からある東洋人歯科医にかかっていて、何本かのクラウンをつくり、神経治療、詰物もしました。 約、4−5ヶ月治療を受けていました。
今回発覚したのは本人には殆ど自覚の無かった2本の歯が、大きな問題を孕んでいた事です。それらの歯については何の説明も受けていなかったのです(怠慢、不注意。注ー1))。

つまり、この歯科医(韓国系)は患者が自覚のある歯の治療と自分が出来るものだけを先行して営業成果を揚げていました。
やがて起こる問題(自分では出来ないもの)は患者には知らせていないのです。
この国では許される事ではありません。 10ヶ月前なら何とか出来たかもしれないのですから、、、。

歯科医の責任はこの国では日本やその他の東洋の国より大きいのです。
上記のような事はアメリカ人相手では糾弾されるでしょうし、到底通用しません。
しかし、日本人を相手なら通用してしまうので日本人を相手に選んでいる歯科医が多いです。
皆さんに聞いてもらいたく思っている大きなポイントです。
日本に居たとして、貴方は他の東洋人歯科医(韓国、中国、その他の東洋の国)の歯科医にかかりますか?
外国人を相手にする外国人歯科医が規則や倫理を守っていない事が多いどころか、トラブルのほとんどがこれらの歯科医からです(以前のブログを参照して下さい)。

アメリカの歯科医にかかってみましょう。
大概のアメリカ人歯科医は倫理を守る事に終始しています。 
平均的なアメリカ人歯科医は訴訟をおそれ、キライますから間違った事はしません。
まずは日本人に宣伝を出してないアメリカ人歯科医に携わってみれば正しい事情を知る事になります。
ここは歯科治療の進んだアメリカです。アメリカ人に聞き、アメリカ人に学びましょう
遅れた国から来た歯科医に見てもらうと遅れた治療やそんな扱いしか受けられなくても仕方がないかもしれませんね 
おいでおいで、と貴方をよびこもうとしているのはこの国の人に通用しない人達であるかもしれない事を十分に考慮してから歯科医をえらびましょう。。
             
                −−−−−−−−−−−−−−−−−−
注ー1. 患者さんに必要な治療が自分では出来ない場合があると、其処の治療は他所に出さなければなりません。 そうなると患者が帰ってこないかもしれない事をおそれ、自分の出来る事のみを優先している歯科医をみます。 治療が幾つかあると優先順位もあるのですが、この歯科医は必要な治療を放置するとともに、患者にも知らせていないような自己営業中心な輩です。 


 

| Shunzo Ozawa D.D.S. | 20:16 | comments(0) | - |
虫歯が大きくなる段階、 それに伴う痛みの段階を論理的に説明します
JUGEMテーマ:健康

虫歯とは歯の硬い部分(中心部に柔らかい所がある)に虫食いという現象(腐る事)が起こる事で、ばい菌による硬い部分の腐食と考えて下さい。

りんごに例えると、の部分(エナメル質の外皮)は無機物といえる物(99%)であって生きているとは言えなく、反応も痛みもない外壁です。

の下の実の部分(象牙質)は生きていると言えます。
皮膚(エナメル質と同じです)から身体にばい菌が入ったと同じような事になり、影響を及ぼします。 次第に痛みとしての反応が出てきます。生きているので何らかの現象が起こり、中心の芯の部分(髄)が反応し始めます(注ー1)。

の部分とは空洞の部屋(Pulp chamber)と言います。
 そこには柔らかい皮膚下の体と同じような組織が詰まっているのです。 そこには歯だけの為の太い神経があります。 
実の部分(象牙質)に異常(腐食)が起こるとそれが芯の部分の神経に伝わるので、しみたり、痛んだりの感覚が出てくるのです。

.腐食がさらに広がり芯の部分まで到達してしまうと、直接な刺激を与える事になります。神経への刺激は増しますから痛みは大きくなり、続けさまの痛みが出てしまいます。
解りましたか? 虫食いとそれに反応する神経による痛みの関連が、、、。

以上は基本的な描写であって、場合によったり人によったりで痛みの起こる時期やその量が違う事も解ってください。 以上はあくまでも基本的な進展で、この理屈に基づいて考える事が分りやすいかとも思います。

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注ー1.神経は身を守るために二つの事をします。それは、髄(芯)の血管からの栄養によって内側から壁を作り実の部分を厚くする事によって、侵入者から遠ざかろうとする。2.貴方に信号を送る。しみたりするのですね。
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 16:31 | comments(0) | - |
歯科治療はどの歯も同じ、、の続き。
JUGEMテーマ:健康
1−9−11の続き。
前回は虫食いが神経までは達していない虫食いを段階的にその進行状態を描きました。
今回はウ食が更に進んで神経まで達してしまった時のことですが、これは全く違った世界と転換する事になります。
方やどの歯でも同じ事しか起こらないのですから、簡単に描けると思います。

さて、神経のある中心部までウ食が進展してしまうと大きな痛みが出る事が多いです。
歯がまるで何かに感染でもして、病気になったように感じてしまっていませんか?
大げさに考えてしまいがちのようですが、そんな観点を変えて下さい。
起こる事は思っているほど難解な事ではなく、どの歯であろうとも誰の歯であろうとも同じ事しか起こりません。
単純な事を大げさに扱う日本の歯科医、そのまま大げさにとってしまう日本人患者、、、どちらも昔のままの見方を変えて、単純な歯科現象の透明化を改めて考え直して下さい。

さて、行く末を2段階に分けてその進行を描きます。
1段目:バイ菌が中心部まで達っしてしまう様になれば、軟らかい芯の部分(髄)の神経注ー1に刺激を与えて痛みが出るでます。 
髄は体の一部ですから体と同じように危険信号を出します。これが痛みとして感じられるのですね。 ジーンと痛かったり、しくしくと痛かったり、痛くなったと思ったらら一時的に止まったりする事有ります(注ー2)。 血液が多く流れ込んできて白血球がばい菌と戦い、しばらくは持つ事が有ります。 
いづれ負けてしまう方向に進むので腫れる現象が起こり、同時に痛みが増します。 ズキンズキンと鼓動が打つように痛み始めるでしょう。 送り込まれる血液と関連するので心拍と合わさって痛みます。氷でひやすと和らぎます。

歯科医で受ける処置: 虫食っている部分を取り除いてみます。 紙一重(膜一枚)で神経の一歩手前の場合もありますし、極わずかに神経(中心部の髄)と接触している場合があります。
ここを消毒してある種のセメントでカパーすると神経が持ちこたえる事もあります(2−16−10注ー12−17−10)。 
歯は大半を損失しているのでクラウンを被せる事が多くなります。 セメントのみの暫定処置をする事も可能です(注ー3)。
痛みが出なければ成功。クラウンかアンレーで修復。
でも、一時的に痛みが納まってもその後、再度痛みが出るとばい菌に負けてしまった事で不成功。神経を取る事になり、次の2の場合と同じ処置になります。

2段階目:1の次にまで放置されて腐食の広がりがさらに進むと歯髄(神経)はばい菌に負けてしまいます。 
壊疽するのみか腫れが酷くなりますが、歯の硬い部分が囲んでいるために腫れる事が出来ません。仕方なく出口を求めて根の先から外へばい菌がでる現象が起こります。 
根の先の辺りから顎の一部の全体が腫れたようになり、しばらくすると比較的突破しやすい外側の歯茎に進み顔がはれたりもするでしょう。 すると歯茎の一部がが更に大きなおできのように腫れます。 歯茎の表皮が破れて膿がでると痛みは止まります。 おできと同じ原理です。

歯科医で受ける処置:髄(神経など)が死んで腐っているので膿が溜まっています(注ー4)。 髄の部分を綺麗に除去する作業をします。神経治療でこの場合は死んでしまった組織(神経など)を取り除くのです。掃除と殺菌の作業です。
中心部の髄のある空間(部屋)掃除するだけでなく、を真上から覗き込んで根の方の管へ器具を挿入して掃除をしますから、歯の真ん中をくり貫きます。歯は井戸のようになります。 針のような物(ファイル)を根の管に通して管の中(根管治療と言われる訳)を掃除します。 終わればセメントで根の先まで埋めて先の部分密閉します。 井戸の水をすいあげて周りの壁も綺麗にこすって掃除し、埋めてしまい底から水が湧かないようにする事と思っても良いでしょう。


さて、痛みと化膿の処置が終わると、今度は歯という固体の修復作業が必要になります
歯という固体の形から、多くが欠落していているので歯として物理的な姿がなくなり、その機能が果せません。
復元は少し複雑になります。
頭の半分近く又はそれ以上がが無いのですから、キャップする、つまりクラウンという帽子を被せます。 しかし、これではクラウンの中はガランドウですし、残りが少ない所に被せ者をしてもすぐに外れてしまいます。何らかの方法でで頭を根の方に差し込むからくり(ポスト)によって頭野部分(クラウン)を固定するのです。差し歯といわれる由縁です。
以上の処置は前歯でも奥歯でも同じです。 同じ虫歯のプロセスがおこり、同じ髄の感染がおこり、おなじ、大工作業で修復するのです(注ー5)。

           −−−−−−−−−−−−−−−
注ー1.歯の髄です。中心部の芯のような位置にある。一般には神経と言ってますが、体の内部と同じで、血管、組織、水分等と一緒に神経が通ってます。
注ー2.止まると安心してしまうのですが、この時点では早急に歯科医に行かなければなりません。
注ー3.ここまで進むには大人では虫が始まってから2−3年もかかります。子供の永久歯はもう少し早いでしょう。乳歯は1年から1年半ぐらい。
注ー4.年配の方には腐ってミイラ状態の様に乾燥しているだけで、後日痛みも腫れも出ない場合もあります。 又事故などの際の衝撃によって、神経が時間をかけて死んだ場合も歯が黒くなるだけで痛みが出ない事もあります。でもいづれある日突然痛みがでるようになるでしょう。 
注ー5.最初に出来る虫食いは歯の上の表面からです。 これを放置してしまい神経を取る羽目になる事が多い日本では、歯の殆どが残っているためにあえて被せはしないという処置で終わらしている事もあります。でも神経のない歯は割れる事が多いので、注意が必要です。
アメリカでは早期発見、早期治療がおこなわれていますから神経に達する頃には、歯にはあちこちの詰物が入っています。頭の部分は大半無くなっているので、心棒を建ててすっぽり被せる事が必要とされています。
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 11:44 | comments(0) | - |
無能な歯科医と無能な専門医達のたらい回し。
JUGEMテーマ:健康
専門医と一般歯科医について先日書きました(1−14−11)。
ここに面白い逸話があります。

それは、ある患者さんの歯茎が少し腫れた時に起こった事でした。
1.一般歯科医の診断は『神経の再治療』でたのでそちらに紹介されました。
2.神経治療専門医に行くと、今度は『神経じゃなく歯槽膿漏だからそちらに行きなさい』と言われました。
3.歯槽膿漏の専門医に見てもらうと『この歯は割れているから抜歯が必要です』と口腔外科に廻されました。 
4.口腔外科の専門医は抜歯をした後にインプラントを薦めました。抜歯の回復を待って(約3ヶ月)インプラントをしてもらいました。
5.でも痛みが2週間も続き仕方が無くインプラントを外しました。
6.やっと患者さんは気付きました。 一体何が起こったのか理解に苦しむと。 信じていた歯科医の指示に従ったのがまちがっていたのでしょうか?、と相談にいらしたのです。

結局、4人にも診断料を払い、最後には抜歯の治療費を払ったわけですね。多くの時間と努力、そして無駄なお金を費やし、痛みをこうむり、歯を失ったわけです。
ここに、一般歯科医が無能であると彼の委託する専門医達も無能である事が良く描かれています
お分かりですか? 一般歯科医が頼りにならなかった上、紹介された専門医ことごとくが頼りにならなかった事が、、。 
無能な歯科医と繋がっている専門医はやはり知識の視野の狭いレベルの低い者達だったわけです。
こういう歯科医達は治療を分業してお互いの営業を維持しているのです。一見、良い歯科医達とも思えます。でも分業による専門医の間や歯科医との間のひずみが起こっています。
どの歯科医も責任は果しました、というような態度しか取らないでしょう。 でも酷い目にあったのは患者さんだけという事です。

というわけで、私は一般歯科医の責任は重いと感じます。 
正確な診断が最初から行われていればこんな事にはならなかったのですが、さらに続く専門医達も全て自分の専門以外の事を全く理解していないうえ、無責任な判断までもしました

上記の逸話は低級な歯科医達の集りによるたらい回しという事です。
しかし、もっときをつかなければならないのは営業目的をもっての意図的なたらい回しも至って簡単に可能で存在する事です

アメリカ人はこれらの事をとっくに経験してきたのですが、日本人には未だその経験がありませんので、これからも多く起こるでしょう。
専門医というのは聞こえが良いのですが、その集まりには貴方に選択を与えてくれないという局面をみつめてみましょう。 専門医は他にも沢山いますので、貴方も選択の余地があってよいのです。 
とにかく、一般歯科医と専門医の関係を把握して自己確認を念入りにしてください。 ジャンジャン。

追:専門と専門医の違いというか、専門と名乗っている歯科医にも2種類ある事は以前に書きました。名刺をチェックしましょう。
1。スペシャルティーがある:speciality in _____
2。スペシャライズしている: specialized in _____
3.リミッテド・トゥー・_____:Limitted to____ の場合は大概 Diplomateで真に卓越した人達と言えるでしょう。 

 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 08:16 | comments(0) | - |
専門や専門医は確かなのでしょうか? と疑問を持った事は?
JUGEMテーマ:健康

最近やたら、専門とか専門医という宣伝が目に付きます。
日本人もやっと専門医を頼りにする事が良いと考え始めたので、それに便乗するように宣伝が出始めたようです。 しかし、この国の常識から考えるとチョッと不審に思えるのです。

この国で専門医は一般に宣伝を出しません:専門医は一般歯科医から治療を委託されるのが慣わしでもあり常識でもあるので、一般人にアピールする人は不審に思われても仕方がありません。 なぜなら専門医は一般歯科医回りをして、患者さんを送ってもらうように頼んだりどれ程自分が優れているかアピールするのが慣わしです。

この国の人たちは30年以上も前から専門とか専門医に馴染んで来ましたので、専門に関する知識も豊富です。 
60−70年代に歯科各分野の専門技術が発展して専門医が台頭してきました(注ー1)。一般歯科治療は何種類にもわたるので(注ー2)、其のうちの幾つかを専門医に頼るという分業作業になりました。
しかし、80年代にもなると専門医の大量生産が起こり、専門医のなかには頼りにはならない輩まで出て来た事にも気づくようになりました。 

3.私は、アメリカで教育を受けた歯科医(GP)で一般開業です。
30年ほど前に開業して以来いつも必要に応じて専門医に一部の治療を委託してきました。 
患者さんの適切な治療を専門医に委託するのが正しい事であると同時に、より良い専門医の選択をする事も私(一般歯科医)の責任です。 

4.私のような一般歯科医は患者さんの口の中の全部分に責任が有ります。
専門医は一部だけですからその治療を終えると、患者を元の一般歯科医にもどします。
一般歯科医は治療の続きをしたりその他の治療を続けなければなりません。 その後の定期健診をするのは一般歯科医で其の度に患者さんに何が必要かを判断する事に責任があるのです。

と、以上のように全てが一般歯科医を中心に運ばれる事が理にかなっている事を知りましょう。
この国の習慣や常識的な事の運び方から学んでください。


 
今までにブログに記述してきたトラブルの多くが専門又は専門医を名乗っている外国人歯科医でもあります。良い歯科医というのは専門医だから良い、そうに違いないなどと考えるのはまさに宣伝に乗せられている事かも知れないのです。

この国には沢山の専門医がいます。その中からレベルの高い専門医を選ぶ事が大事で、それは一般歯科医の責任でもあって、一般歯科医の良識や診断を聞いてみるのが最良の選択でしょう。

追:専門にもレベルがある事を知ってください(注ー3)。
専門という地位はより卓越してる様にきこえますが、一方それしか出来ないと言う狭い視野しか無い人達ともいえます。一般歯科医がしっかりしている事によって良い専門医を選べるのです。決して貴方が正しい選択ができる事ではないとも言えるのです。
専門医は一般歯科医が必要な人材として便利に利用する人達でもあるのです。
 
              −−−−−−−−−−−−−−
注ー1。口腔外科と矯正のみが以前からありました。でも技術の発達と共に補綴治療(トータル・リハビリテーション)、神経治療、歯槽膿漏治療、小児歯科治療という専門課程が出来、それを専門業として開業する歯科医がでてきたのです。
注ー2.詰物、クラウン、抜歯、神経、歯茎、乳歯、骨折、癌。
注ー3。専門にも二つある事を知ってください。 1)専門課程を出たのみの人、2)専門課程をでてから経験を積み専門試験を受かった人(Diplomateの称号が名前の下に書いてあります)の両方が専門と言っていますので、その違いに大きな差がある事を知ってください。専門、専門医と日本語は紛らわしいのですが、歯科医の名詞をみてその人のレベルを自分で判断する必要があるでしょう。

 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 20:10 | comments(0) | - |
全く意味を成さない歯科医のコラム。
JUGEMテーマ:健康

驚いた歯科医のコラムがフリーペーパーに載っていました。 何度読んでも意味を成さないのです
専門用語が難しくてとか専門的な説明が分らないというのじゃなく、それ以前の問題です。
文章として論理性はなく、歯科治療の説明も間違って意味をなしてません。
まるでチンプン・カンプンで支離滅裂とでもいうのでしょうか、、、、安っぽい週刊誌に記事にも劣りるのは全く嘆かわしい事に思えます。
こんな歯科医でも仕事がまかり通っているのには驚かされてしまいます。ご注意を。

記事を載せているウィークリーのフリーペイパーにも無責任さがみられます。
これは人の役に立つどころか、惑わすのみで害でもあるのではないでしょうか?
歯科医のコラムには気をつけて読んでください。


 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 06:29 | comments(0) | - |
歯にはどの歯にも同じ事しか起こらないので簡単(歯科治療はどの歯も同じ)。
JUGEMテーマ:健康

歯科治療は複雑難解な事と思っていませんか?
もしそうなら、貴方は間違っています。歯は実は簡単なのです。 

人間の歯はどの歯も形が違っても同じ『』でしかなく、他人でも同じ『』で、同じ成分で出来ていますから、どんな『』も同じ事しか起こりません。 単純で簡単です。
よって誰のどの歯でも虫食いは同じ一つのウ食(歯の腐食)という同じプロセスでしかありません。

まず、虫歯と呼ぶのは歯全体が病気にでもかかったような呼び方で誤解を招きます。
なぜならこの言葉は曖昧で、何処の部分に何がどういう風に、どれ程起こっているか分りません。 
 
虫歯について述べる時には細かく素人でも解る様に述べる事が必要じゃないでしょうか?
アメリカ人の言い方は次のような物が多いので参考にして下さい。

『小さな穴があいた』、『同じ歯の違う所に今度は違う大きな穴が開いた』、『もう詰物(穴)だらけで自分の歯がなくなってきたのでクラウンで全体を被せる事になった』、『半分ぐらい無いので半分被せる』、『穴から腐敗が進んで深い中心部まで腐っている。歯髄が感染して神経を取るはめになった。そのあとにはクラウンが必要です』、、、というような描写です。
アメリカ人の意識や知識の細かさから学びましょう。
虫食いとは物理的な崩壊段階的に起こる事でしかないのです。

虫歯という言葉では虫食いがある程度の大きさに発展している事が見つかったとい事のみの意味でしか無い事に気づいてください。。
どれ程の進み具合、必要な修復作業、そして今後に起こりえる事などが大事な関心であるべきなのですが、日本では何本あるかという事の方に関心がいっています。
虫歯は何本あるかより、必要な修復部分の大きさを考える事の方がその歯に関する理解をし易くするでしょう。。

虫歯とはう食のことで『虫が食ったように小さな穴が開き、其処から周りの少しが腐食してきた事です。
小さな一点から起こるのであって、早期発見ができれば、あちこちに小さなつぎはぎだらけの修理だけで終わるのです。 壁に穴が開いたような物で、早期発見すれば幾つかのツギハギ(詰物)で足りるわけです
しかし、一箇所に出来た腐食を放置してしまうと、その部分が大きく無くなる事になり、まるで家の一方の壁が全部無くなる様な事と同じ事となりもっと手の込んだ修復が必要となるのです。

そしてさらに長く放置しておくと、中心部の神経が通っている髄(りんごの芯のような部分)にまで腐食は到達してしまい、神経を含んだ髄という組織もく腐って死んででしまいます。 歯は半分近く朽ちていしまう事になるので、当然修理修復はもっと大げさになります。 家が半壊して、床まで腐ってしまった様な物ですね。

以上が虫食いと言う『腐る過程』の段階的な展開です。 簡単でししょう?

今回は神経にまで至らない、痛くまでには至ってないう食(虫歯)を描いてみました。
次回はう食がさらにすすんで髄まで腐ってしまった時の痛み、さらに放置した時に起こる現象や、歯茎に起こる事などを書きます(1−22−11)。

追:早期発見の場合は、患者さんには痛みはまだ起こっていません。 痛みが出る頃には虫くいは中ほどまでの神経近くまで進んでいます。 大事な事ですから、もう一度視点を変えて視てくだっさい。
 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 20:08 | comments(0) | - |
親知らずから起こる害。 この国での抜歯を薦める理由。
JUGEMテーマ:健康

今日は前回のつづきで抜かないままに放置してある親知らずから起こる害についてです。
1年前にも簡単で同じようなグログを書きましたのでそちらも読んでください(1−7−10)。
今回はついでに親知らずの抜歯がこの国では以外に簡単である事も書きます

生えている場合≫:
1.一番虫が食いやすい。何度も治療が必要になり手間ばかりかかる。場所的に清掃が出来にくいため虫歯が無い人にでもここだけには出来る事が多い。
2.治療がとてもやりにくく、処置に無理がでる。再度虫食いが起こるので問題の先送りとなる。最初から抜くべき。
3.手前側の隣の歯に虫食いがうつる。 親知らずが隣り合っていなければ虫が食わない部分に虫食いが起こってしまう。 痛くなったとき(45−50歳ぐらいが多い)手前の歯は神経までやられている。
4.上か下の片方だけがはえている場合には、顎の合わさり具合(上下)にズレが起こり支障をきたす。Interference が起こります。 噛み合わせが悪いという日本語の描写では漠然としていますが、具体的には親知らずのinterference(衝突?)によって歯全部(顎)が時間をかけてズレて行く事で、やがて咀嚼機能や鍔間接に影響をきたす。
5.口臭の元。 虫食いがおこらなくても食べ物の粕が溜まりやすく、歯石やヤニとして滞ったままになる。

生えてなく、少し首を出している場合≫: やがて少しづつ出てくると思っている人は間違い。歯茎が痩せて頭が少し出て来るだけが多い。ただ例外として出てくる角度の場合のみはでる事もたまに。
1.手前の歯に斜めに引っかかっているので其処(手前の歯)に虫食いが起こる。つまり手前の歯への大きな害。
2.手前の歯と擦れ合う事によって手前の歯の根に傷がつき、抜歯後に骨が其処に(前の歯の後ろ側)十分に蘇生しない。
3.常に唾液が入ってしまうのでやがて歯茎の内側に歯石が溜まり歯茎が腫れて痛む。

≪全く埋もれている場合≫: やはり出てきません。
1.壮年、中年になって歯茎が痩せたり、歯並びが変化して、歯の上部が顔を出す場合があります。そうなると上記の事が起こります。
2.全く稀なケースですが、親知らずのまわりに腫瘍ができる事があります。発見されずに放置されると、ドンドン大きくなり顎の骨が空洞化して危険。 手術のあと、骨の移植が必要となり入院と顎を上下を固定しなければならなくなります。
3.親知らずの分だけ顎の骨がないのですから、顎が折れやすい。ポクシングのアリーがフォアマンに顎の骨を折られた事は有名です。

さて次に抜歯をこの国で薦める理由です:
親知らずは大変な目に会うと言う普通の日本人の既成観念によく驚かされます。
日本では実際に酷い目に会っていた方が多いのですが、この国ではそんな事は起こらないし起こってはいけないのです。この国の患者はそれを許さない事も抜歯が楽になった原因でしょう。
ただ費用はかかります。350−700ドル、いいえ場合によってはそれ以上ですがそれなりの事をしてくれるのですし安心料であるとも言えるでしょう。で、次を知りましょう。

1.日本と違い口腔外科医が50年以上独立した専門歯科医として開業しています。
彼等は一般歯科医から患者さんを送ってもらうという立場にあります。
よって良い歯科医が紹介する外科医は腕の良い外科医でもあるのです。 彼等は患者さんを送って欲しい(営業)のであり、信用を保つ必要があるので大変大事に扱ってくれるのです。
2.抜歯中の痛みは無いでしょうし、抜歯後の注意や痛みの適切な対策をしてくれます。腫れる事もまず無いでしょう。
3、この国では費用がかかっても痛みやトラブルを避けたい、日常生活に問題をきたされたくないという希望が多いこともあって外科医の技術が専門化して発達したのでしょう。
4.希望すれば軽い全身麻酔(4段階あり一番軽い物)で眠ている間にしてもらえます。エキストラ・チャージです。胃カメラや内視鏡もそうですね。気がついたら終わってます。
5、子供(14−18歳)の場合は4本一度にする事もあるのですが、2度に分けてしてもらうのも良いでしょう。お金を払うのは患者ですから、貴方の希望どうりにしてもらえます。1本以上の場合は、よく説明を聞いてから自分で決めてください希望どうりにしてもらえるのです。

という事ですが、何分よいホーム・ドクターに最初から相談する事が大事でしょう。
 
どんな専門医でも自分で選んで行く事は普通しませんし、薦められませんのでこの国の慣わしどうりにされる事が一番である事も付け加えておきます。
(この事については又あらためて書きます) 
 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 14:58 | comments(0) | - |

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    Madame B (11/14)
  • インプラントは良い。 
    MADAME B (10/28)
  • 「神経治療」には後日に問題が起こる。 そのー2.  噛む毎に痛み。
    Mini (08/07)
  • 日本語が通じると言ってその歯科医は信頼出来るのでしょうか? シアトルからの相談。
    Yuko (11/29)
  • シーラントの被害の報告が又です。 
    inakoi (01/12)
  • ニューヨークの日本人歯科医にもこんな嘘をつく人がいました。
    サチ (08/30)

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