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クラウンは本当にする必要が有るのでしょうか?
JUGEMテーマ:健康

前回は必要でもないクラウンを薦められた歯科医の事を書きました。
とかく、多くの歯科医がクラウンを薦める事が多いです。
クラウンは長持ちしますので、それはいいのかもしれません。
でも、詰物でおわっていたのが、いきなりクラウンというのはチョット飛躍している場合があるかもしれないのです。 説明します。

まず、虫歯は普通は詰物から始り、歯の5−40%ぐらいをカバーします。
でもクラウンは100%の歯のカバーなのです。 大きく比率が増えている事に視線をむけましょう。

そう考えると、この詰物からクラウンに変わってゆくまでに、もう一段階あっても良い筈である事が分ります。 実際にはもう一つの物があるのです。
50−90%カバーするアンレーです。

しかし、あまり使われていません。 
作業に高度な技術が必要なので多くの歯科医がやりたがらないのです。
出来ないか、出来ても時間や手間がかかる上に、うまく行かない事もおおいため、いやがる歯科医が多いのです。
というわけで、手っ取り早く簡単に出来てしまう白いクラウンにしてしまおう、という結末になる事が多い訳です。

白いクラウンは歯科医にとって便利な手段です。 
でも貴方の歯が必ずクラウンが必要であるとは限らないのです。 アンレーの事を歯科医に聞いてみる事も大事かもしれません。
歯科医の返事によってその歯科医の技量や態度が分る事もあるでしょう。
とにかく、白いクラウンは全てを隠してしまうので、素人には上手下手が見えないの下手な歯科医にはとっては便利な物である事を知っておきましょう。 

持ち込まれて来たクラウンのトラブルは、その中身がとっても粗末な仕事であった事を付け加えておきます。


追: 白いクラウンを薦める歯科医が、本人の口の中にはアンレーの入っている事が多いので、口腔内を見せてもらうのも良い案ですね。



 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 19:40 | comments(0) | - |
白いクラウンを薦める歯科医。
JUGEMテーマ:健康

白いクラウンを去年一本いれられた後、今年もまたもう一本薦められた人が相談に来ました。
不必要でした。
又調べてみると、去年入れられたクラウンはきちんとかみ合っていませんでした。 本人もなんとなく違和感を感じていたそうです。
 
この歯科医は去年した歯の隣にもう一本白い歯を入れる事を薦めています。
この歯科医にかかっていると奥歯は2本とも低くなって仕舞っていたでしょう。 
又、片側だけが2本も瀬戸物の歯となると、噛み合う反対側の奥歯は次第に磨り減ってしまっているでしょう。

この歯科医のこういう行為は歯の基本的な知識にかけているという無知で知識レベルの低い者か、全く営利目的のみが先行している輩でしょう。 

この歯科医はやはり日本語の看板を上げている日本人じゃない歯科医です。 
従順な日本人には何でも通ってしまうので、こういう質の悪い人達でも通用させてしまっているのです。 アメリカ人には通用しないので日本人を対象にしている事に気づきましょう。

この患者さんのように言われた事を鵜呑みにせずに、セカンド・オピニオンを取って置く事がどれ程大事か判りますね。
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 10:32 | comments(0) | - |
ネットワークの歯科治療は半額でさせられます。
JUGEMテーマ:健康

ネット・ワークの歯科医で治療を受けます、という人が増えました。
同じ治療が自己負担なしでしてもらえるなら、それを選ぶでしょう。

でも、さて本当に同じ治療をしてもらえるのでしょうか? 
歯科医の立場を知れば、そのネット・ワークのシステムの中に患者にとっては落とし穴もあるかもしれない事がかんがえられます。
現実の詳細は次のような事から考えて下さい。 

まず、ネット・ワークとは歯科医が約半額の治療費で治療をする契約を保険会社とします。
私のように経費が50%以上かかる歯科医の場合、半額で同じ内容の治療は不可能となります。
ですから、ネット・ワークでは治療時間を短くし、治療の数を増やさなければやって行けません。
また、作業を出来る限り簡単に済ませる手段をとり、出来るだけ付加価値が出る方法をとらざるをえなくなります。。
無駄、無用であるかもしれない治療にまで手を出す輩もでてくるのは当然です。

以上の現実をわきまえてから、治療をうけてください。
中にはネット・ワークの歯科医に検診とクリーニングだけしてもらって、治療は他でするという患者さんもいらっしゃいます。。

 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 13:19 | comments(0) | - |
虫歯の早期発見をしない日本では歯が悪くなるのは当たり前。。
JUGEMテーマ:健康

日本で歯科医を見学したら、憶測していたとおり早期発見を第一目標としてい無いの事がはっきりと分りました(注ー1)
アメリカでは基本中の基本である早期発見の行為が日本の保険制度ではに認めていないのです。
制度の欠陥。それを知っていても何もしない政府の制度と歯科医には驚きました。

具体的に説明しますと、検診の基本であるバイト・ウイングというタイプのレントゲンが認められていない為、歯間部の虫歯を早期にみつける事がなされてなく、したがって詰め物のほころびも早期発見が出来ません。
治療は後手にまわったままで、日本人の歯ははいつまでたっても良くならないのです。

50年以上も前に出来た保険のシステムがそのままなのに改良しようとしない政府、、、そして文句を訴えて戦おうとしない保守的な歯科医。 
先進国について行くどころか置き去りになったままです。

ですから、この国にいる間に歯科の検診について考えて、知識をつけてくださる事を願います

追: 日本でも中には良心的にこのバイト・ウイングを撮っている人もいるそうです。 
でも、保険には嘘を付いて申請しなければ認められないそうなので、帰国した際には理解して上げて下さい。 こういう知識について日本の歯科医と相談しましょう。

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
注ー1. アメリカでのみ教育を受けた私はいままでこんな基本的な事が日本で認めていられてない事などと疑った事はありませんでしたが、やっと日本人に見逃されている虫食いが多い理由が分りました。 
道理で日本から見学に見えた歯科医が治療方や器具には興味を示しても、診断や早期発見には興味を示さなかった事が理解できました。
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 11:50 | comments(0) | - |

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