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神経治療の必要の無い人。 ある親子から思う事。
JUGEMテーマ:健康

先日検診にいらした患者さんを診ていた時に、改めて感じたので、もう一度同じテーマでかきます。

それは、私の古い患者さんの中には神経治療が長い期間において必要でなかった人がまだまだ沢山いらっしゃる事です。
思えば、開業以来はこういう結果を全ての患者さんにおいて目標としてきました。
でも、私の殆どの患者さんが来院されてから3−4年で帰国されてしまい、この目標が遂げられているのかどうかの確認ができませんでした。
しかし、最近になって、現地の患者さんの中には、気がつくと多くの患者さんが15年以上も、またなかには25年以上も神経治療を必要としてこ無かった事に気がつきました。

今回は、親子で48歳と18歳で、約15年ほど歯を診て来た二人です。
二人とも、神経治療は15年間ありません。
彼らはちゃんと半年毎に検診にいらしてます。
当然、虫歯は1−2ミリと言う小さい間に見つけますので、大事に至らないわけです。
半年毎の検診の大事さがお分かりになると思います。
虫歯は半年じゃ大きくなりませんから、その成果が 「神経治療なし」 と言う事になるのです。

歯科は建築物です。 何時ごろ詰め物やクラウンの寿命が来るのかは、半年毎にチェックしていると私にはわかります。 
又、新しい虫食いも半年毎にチェックしていれば、1−2ミリぐらい小さなうちに処置できすので、神経まで達ッする事は無いのです。
既存の詰め物でも深いものは、少しでも疑問があるとは早い目に新しく丈夫なものに変えてゆきました。 そうすると私のつくった物ばかりになり、何時しか私のものばかりになり安心できます。
なぜなら、私のものはどのくらいもつかわかりますので、検診の際に気をつけることは患者さんの記録を見合わせてゆけばいいからです。

追: 日本ではこういう事は不可能でしょう。 それは、何度も書いてきました。 
日本の健康保険治療では、早期発見を目的としていなく、悪くなってから来院した患者の治療に集中していると言う、時代遅れの方針なのです。 予防や早期治療の点数が少なく、よって歯科医もあえてそれすると生活に影響がでる事になるのです。
はっきりゆえば、本当に患者さんのためを思って治療すると、自分の生活があぶなくなってしまうのです。 よって、解っていても、保険(日本の)の枠に従っての治療しかしません。 悪くしてしまった患者を治療してあげると言う態度が保険の治療なのですね。 時代遅れは国と歯科学会の責任ですが、皆さんの意識の向上も大事ではないでしょうか?
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 20:08 | comments(0) | - |
歯科治療は歯科建築でしかありません。 治療ではなく、ただの工芸、作り物でしかないのです。
JUGEMテーマ:健康

歯科治療が歯科処置でしかない事は何度も書いてきました。
この処置と言うものが建築である事は気をつけて考えれば理解できると思います。

腐った部分を取り除き、よって、欠損した部分にそれなりのものを宛がうのです。
ドクターは、歯を治すと言いますが、それは無くなった部分の補修でしかありません。

破損がもっと進んでしまっていて、失った部分の方が残った部分より多い時は、部分的な補修では追いつかなくなり、仕方がなく残った部分にすっぽり被せ物をあします。 
やはり歯の形を補修すると言う事になります。

という事で、歯科ドクターのやってる事は建築作業と言う、工芸のような物でしかありません。
ですから、何時かそれが壊れてしまうのは仕方が二のであって、時間は’技術によりますl。 
人工の物をあてがって仕上げるのですが、その物は壊れないので、、どっちかと言うとその物が歯から剥がれて行くという事のほうが多いのであって、それは歯科医の施した建築の強さによるわけです。

分かりました? 
と言う事は、歯科の(治療?)処置は、どのくらい持つかと言う事が歯科医の技術であって、一番大事な事なのです。

私の患者さんの中で、補修の殆どが全てわたしの作品である人が多くいます。
この人達は、これから何年も新しい治療はありません。 
それは、処置した所が15−30年も、持つから安心出来るからです。
まったく新しい場所の虫歯は30−35歳にもなればできないのが普通であって、悪くなるのは今までの処置の物です。 
これらをきちんとした丈夫なものに代えれば、15−30年大丈夫なのです。
そうできると、わたしの検診は’簡単になり、患者もずっと先まで問題が起こらない事になるのです。

歯科は建築です。 歯科ドクターは自分の施したものが何年持つか分かっている事が大事でしょう。 そういう歯科医にかかれば、何時どのくらいの修復が必要で、何時にどの歯をやり直す事が必要かわかり、計画どうりに物事を運べ、歯は一生持つ事になります。
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 07:42 | comments(0) | - |
子供の前歯の生え代わりは6歳が平均です。 でも一本奥にも永久歯がでてきます。。

 ご存知のように、乳歯は永久歯に生え変わります。
6歳ぐらいになると、前歯がぐらぐらしてきて、やがて大人の歯に生え変わります。
親子共々、大人の兆しとも思える前歯の出現に歓喜し、前歯は関心の的となります。

ところが、この時点で多くの人が気が付かないいもう一つの大事な歯があります。
それは乳歯の後ろに新しく出てくる永久歯です。
この歯は生え変わるのじゃなく、全く新しく生えてきます。
前歯のように劇的な登場では無く、誰にも知られずに出てくる事が多いので乳歯と思ってしまう方も多いようです。

この歯が見逃され、おろそかにされる傾向があるのです。
そして虫歯を大きくしてしまうと、将来まで引きずる事になります。
この6歳臼歯は、、、、
一番幼い年齢で生えてきた歯の一つで、
一番見逃されやすく、
ー番早く古くなる事になり、
一番早く虫歯になりやすく、
一番掃除がしにくく、
一番よく使われる歯となり、
一番早く詰め物が外れ易く、
一番早く、ダメになってしまう歯であると言う事です。

大人の歯を診ますとその傾向がよくわかります。
必ずと言っていいほどこの6番目の歯が、一番頻繁に治療されていて、一番進行した状態にあります。
失うのは時間の問題という羽目になっている事もおおいです。。 
すでに歯を失くしている方も、殆どがこの6番目の歯です。 最初にぬかれてしまう歯はこの歯なのです。
ですから、6−12歳ぐらいの子供さんたちの虫歯に関しての注意はこの歯に集中するべきでしょう。 この歯の特徴は、、、、、
ー今までより大きなサイズで6歳の子供には掃除(歯ブラシ)がしにくい。
ー出てきた後も長い間、後ろ半分が歯茎に埋もれ気味になっていて食べかすがたまりやすい。
ーギザギザの溝が多く、又深くて、食べ物がたまりやすい。
ー一番奥なので、うまく清掃できない。

反対に注目の集まる前歯は以外と虫が食いにくいのは、奥歯のような厚みもなく、ギザギザもなく、ブラシもしやすいのです。
奥歯は出てきてすぐに虫が食う事もありうるのはこの6歳臼歯が一番多いのです。

6歳臼歯と同じように、もう一度12歳で奥歯が又生えて来ます。 でも子供もこの頃には大きいのでそんなに問題とならないのですが、それまでの期間(6−12歳の間)は一番奥の歯に細心の注意を払う事が親でも歯科医でも大事です。






| Shunzo Ozawa D.D.S. | 14:06 | comments(0) | - |
神経治療が必要にならない患者さんは沢山いらっしゃいます。 一本もありません。 
JUGEMテーマ:健康
もう一人の患者さんで、神経治療が一度もない人が先日いらっしゃいました。
この方は、26年前に初めていらっしゃったのです。
その人は以前から日本で大変良い治療を受けられていたのでずっと問題が起こらなかったのですが、ニューヨークにきてしばらくして問題が起こり最寄の歯科医で治療を受けました。
しかし、どうも具合が悪い事に気がつき治療の途中で当院にいらっしゃいました。

長持ちする治療(処置)というものがお分かりになる方でしたので、そのように対処しました。
20年後にその詰め物がはずれましたので、やりまおしました。 6年前です。

先日、もう一本の詰め物の脇から虫が食いましたので、新しい詰め物をいれました。
さて、ここで気がつきました。
この人も神経治療を一度もされた事はありません

非常に注意深い方で、歯をとっても大事にされています。
思えば最初にいらした時から、とにかく長持ちのする治療を求めていらした事を思い出しました。 
とかく、白い歯ばかり求める風潮の中、この方は珍しく実質を求めていらした事が印象に残っていました。

今回治療した歯は既存の詰め物があったのですが、よく記録と過去のレントゲンをしらべますと、この詰め物は本人が26年以上前にしたものでした。 となると、35年ぐらいあるいはもっと持っていたことになります。 
お分かりですか、歯(詰め物)は丈夫に作ってあれば、それほどもつのです。

これで、この患者さんの歯の処置(詰め物や被せ物)は全て私が携わったものになりました。
検診は簡単になりました。
なぜなら、この次にどの歯のどの部分が何時頃綻びてくるのか予想ができますから、、。
検診の際には、何処を集中して検査すればよいかも分かっているのです。
私の施した治療です。 どのくらい持つかがわかっているのです。
つまり、今後の治療は計画的に出来る事でもあります。

古いものを早い目に(と言っても20年プラス後)取り替えてゆけば、神経治療にいたる事など起こらないのです。 

  
 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 19:36 | comments(0) | - |
外国人歯科医がなぜ日本人患者を求めるのでしょう? 通訳を雇い、宣伝費まで払って日本人だけ診ているのでしょう?  又、どうして日本人の多くがこの国でキチンと通用するアメリカ人歯科医に行かずに、外国人歯科医に通ってトラブルに陥るのでしょう?
JUGEMテーマ:健康
日本人の患者さんの多くがアメリカ人でもなく日本人でもない歯科医に通っています。 
その理由は、日本語が通じるという理由が多いようです。 

東洋人、主に韓国人の歯科医が日本人を募ってる事が多く、通訳を雇って日本人を診ています。 
患者さんは日本人ばかりで、アメリカ人も韓国人もいません。 
あるクリニックは日本語の看板を挙げて、まるで日本人歯科医が治療をしているように見えてます
先生が何人であろうと、日本語が通じる(?)なら、便利と思ってしまうでしょう。
でもなぜか、通訳の要らない韓国人患者は来ていません。 
なぜこないのでしょう、、、考えた事はありますか?

アメリカ人歯科医でも何人かが、同じように通訳を雇って日本人患者をつのってます
でも、なぜかここにも自国人のアメリカ人は来ないようです。
なぜこないのでしょう? 考えてみてください。

不思議な事です。 
韓国人歯科医に韓国人が来ない
アメリカ人歯科医にアメリカ人が来ない
じゃ、日本人歯科医のなかにも日本人が来ない場合もあるのでしょうか? 
そして、そうならあなたは其処に行きますか?

一度じっくり考えてみる価値はあるとおもいます、、、。
韓国、中国、東南アジアの国々は残念ながら、医療レベルは日本より劣っています。 
これらの国で日本レベルまたはそれ以上の治療をうけられるのでしょうか?

近年、持ち込まれる歯科のトラブルの殆どは通訳をやとっている東洋人歯科医とアメリカ人歯科医で起こったものが殆どです。

郷にいれば郷に従えといいます。
信頼できるアメリカ人が通っているアメリカ人の歯科医が一番間違いが無いとおもいます。
 
もし、アメリカ・レベルの治療を求めて、アメリカのより厳しい基準に基づいた、レベルの高い治療を受けたいと思ってらっしゃるのなら、アメリカ人の平均以上の人達が通っているアメリカの歯科医に通う事が安全でしょう。 

アメリカ人も通わないようなアメリカ人歯科医、、、、
東洋人歯科医で自国人も通わないような歯科医はどれほどのレベルの治療を施す事が出来るか観察する事が出来ました。 いままでのトラブルにあった人達から知ったのです。
多くの治療や対応は訴訟の対象になるようなものが多いで驚かされます。
この国の人達には通用しないものがおおいのです。

何度も書いてきましたが、この国では自己確認が必要です。
いくつもの歯科医やクリニックでは一度始めたら、途中でやめられない様な雰囲気にはめられてしまう、というのが沢山の患者さんの言い分でした。
はっきりとお伝えします。「治療は一度はじめても、いつでも他所に相談に行ってよいのです」。 終ってからでは手遅れです。
1本だけ終った時点、又は途中どの時点でも疑問を感じたらセカンド・オピニオンを求めて確認しましょう。
この国では、そういう慎重な行動と注意がもっとも重要で又必要なのです。


 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 23:50 | comments(0) | - |
シーラントは効果があるのでしょうか? どの歯? 何時まで持つの?

シーラントの事についてブログを2つ書いたらいつもの10倍のヒットがありました。 
と言う事は、シーラントについての興味を持ってる人が多いという事ですね。
でしたら、もうちょっと書いてみます。

さて、シーラントの寿命は平均3年ぐらいです。 ですから、6歳でシーラントを付けてもらっても9歳でやり直さなければ成らないということになります。
じゃ、やり直したらいいという事ですむのでしょうか?。
でも、ひょっとして詰め物としての害があったら、、、、 つまり、シーラントを入れていたためにその周りから虫が食ってしまっていたら、という事も考慮しながら、次のことを考えましょう。

何度も書いてきた事ですが、歯科の詰め物は諸刃です。 詰めることによって得る事があるわけです(修復)が、古くなっって欠陥が出来たりするとかえって害にもなるということです。 
シーラントの継ぎ目がある限り、仇になる事もあるわけで常にチェックしていなければならないのです。
つまりシーラントを入れたから安心というわけではない事を知ってください。

そこで、違う考え方と方法を思いつきます。
それは、長持ちしないのなら、シーラントじゃなくもっと長持ちする物を入れた方がいいのじゃないかとも思えるのです。 そうすれば10-20年持つのですから、、、。

ではシーラントを使う理由は長持ちとは別にある事を知ってください。。 
それはその歯が一番奥にあって、子供には清掃が十分にできない場合が多く虫歯ができてしまう事が多いのです。 
今までの乳歯とちがって第一大臼歯(6歳臼歯)は大きく、沢山のギザギザが表面にあって、それまでの歯ブラシの使い方ではうまく掃除が出来ないのですね 
また、乳歯の後ろに生えてくるので、親が気が付かない事も多いのも理由でしょう。 そして、生えてきてすぐに虫を食ってしまうという事になるとこまるのです。
ですから、事前にしばらくの間、子供がもう少し大きくなるまで、保護しておこうという目的で使うのが大方の目的、機能なのです。
つまり、一時的な役割を果たす事になっているものなのでしかないのです。 

追: 大人にも使える事があります。 でも同じ場所じゃないでしょう。 
大人の歯は汚れがしみ込んでいますので、表面を薄くけずらなければならないのが常です。
生えたばかりの子供の物(大人の歯)とは処理方法が同じじゃだめです。
する理由も違ってなければならないでしょう。



| Shunzo Ozawa D.D.S. | 09:42 | comments(0) | - |
シーラントをしたからと言って安全とは限らない。
JUGEMテーマ:健康
前回シーラントについて書きました。
もう一度、述べます。 シーラントは12歳未満なら一番奥の歯だけが普通。 4箇所で4本。
12歳では12歳臼歯がその奥にでてきますので、これを含めて奥から2本だけ。 4箇所で8本です。

ここで、シーラントの持ちは歯科医の技術に非常に左右される事を記載しておきます。
寿命の平均は2年半ぐらいですが、良く出来てるものは10年ぐらい持つという結果が出てます。
ですから、シーラントも常に検査しておく必要があるという事と、大人になるまで何度がやり直さなけれはならない事も多いという事です。
緩むと、害を与える事もありうるので即座にやり変えなおす事が必要で大事です。

追: 歯科の詰め物は全てシーラントと同じといえるかもしれません。 緩むと害をもたらす事がおおいのです。 人工物はなるべく小さく細くしてあるべきである事もわかりますか?
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 13:31 | comments(0) | - |
シーラントは子供にのみ活用できる。 大人には害。
JUGEMテーマ:健康
先日、相談にいらした大人の方の治療予定表、Treatment Plan、を見せていただいてビックリしたのがこのシーラントでした。 大人の治療に何本ものシオーラント治療が予定されていたです。

またある歯科医がフリー・ペーパーの記事で、やはり大人の歯のシーラントを薦めていましたので、世も末というか、歯科医もなんとか点数を上げようと必死の所まで来ているのかもしれませんので、ご注意を。

さて、シーラント、Sealant,とはシールする物という意味で、歯科では歯のギザギザの溝を埋めてそこを塞ぐ、密閉する、というものです。
ですから、歯の溝に物か入り込む前、歯が全く汚れのない状態の時に行う物なのです。 
つまり、6歳臼歯 (第一大臼歯で6番目の歯) が生えてきた時。 その後は12歳臼歯 (第二大臼歯で7番目) が生えてきた時ぐらいなのです。
大人になってしまってでは意味がありません。 却って、害となる事の方が多いでしょう。

理由を書きます。 
まず、
1)シーラントはプラスチックですのであまり持ちませんので、咬む力の強い大人にはむきません。
2)子供がギザギザの溝のある歯の表面をキチンと歯ブラシで清掃できないから、一時的にもうちょっと大人になるまで清掃し易い形にしておくためのものです。 ですから大人になっても虫がくってない溝をいまさら埋める必要はありません。 不必要な物は却って害となるでしょう。
3)生えてから、ずっと垢やゴミにさらされて来た大人の歯の表面のエナメル質はシーラントがきちんと着きません。 表面を薄く削らなければ成らないのです。 ですから、本末転倒と言えるでしょう。

というわけで、歯科医の中には歯科医治療の意味を誤解して、曲げてしまっている輩が多いので気をつけてください。 自己満足や、営業目的が重視された治療を押し付けてくる者が多く、やたらと手を出したがる事が多いのです。 

治療すべき歯の数が多いときには、用心して何人にも相談してください。 時間と手間をかけて注意深く考慮の上で、どの歯を治療してどの歯は見送るか、貴方が決めましょう

追: 溝の浅い歯にはシーラントは必要ではありませんので、誰もがするものではありません。
追: シーラントは太くても2ミリぐらいの細さでなくてはなりません。 幅広く着いてるものは害をもたらします事を知ってください。 歯科治療は諸刃というか、易と害が表裏関係である事を知ってください。
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 11:44 | comments(0) | - |
神経治療に至らない患者。 管理のよさ。
JUGEMテーマ:健康
神経治療は避けられないと思っている方はいらっしゃいますか?

私の患者さんで、28年間も歯の管理をさせていただいてる方がいます。
いつも、神経治療のトラブルや悩みの相談が多く寄せられます。 ふと思い出したのが、この患者さんのことでした。

彼は、今まで神経治療をした事がありません。 
28年前に14箇所にアマルガムを入れました。 15年ぐらいは持つだろうと思っていたら、案の定その頃から幾つかの物がほころびてきました。 
危険性のあるものから順番に毎年1本ぐらいの割りで金のアンレーに代えました。 
そして現在は6本が金で、4ヶ所はアマルガムでやり直しをしました。 後の4箇所のアマルガムは28年前のままでまだ大丈夫です。

お分かりでしょうか、この患者さんはキチンと半年毎のチェック・アップをされていたので、詰め物の寿命が近くなると早期に発見できたのです。
何本かはより精密でもっと強いアンレーに代えらので、虫歯が大きくならず神経まで冒される事がなく詰め替えが出来たのです。 ですから、神経治療が無いのです。

今までに何度もブロクに書いてきたことですが、歯科は修復、継ぎあて、補修でしかありません。 
虫歯は病気でもなんでもなく、物理的な現象です。 上手に補修できれば (治療ともいいます)補修物 (詰め物など) は長持ちします。 
また歯科医がバイト・ウイングのレントゲンで早期発見と早期治療をつとめれば、どんな歯でも神経治療はほとんど回避できるでしょう。

痛くなってからでは、そうは行かないでしょう。

 
| Shunzo Ozawa D.D.S. | 02:13 | comments(0) | - |

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