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一番奥の歯に一番大きな力がかかる理由。
1.ハサミを考えましょう。先の方より奥のほうがよく力が加わり、よって力が入って良く切れます。
2.下顎はハサミの片方のように動きます。上顎と下顎で下顎だけが動きます。ハサミの両方の刃とおなじ。
3.顎は上下に縦に動くのでは無く円を描くように持ち上がります。
4.理由は、軸が耳の近くにあるから。軸の部分が額関節となり、そこを軸として下顎が回転するように持ち上がるのです。
5.ハサミの片方がもう一方に進むようにです。
6.軸に近いのは歯のなかでも奥に近いほうです。前歯は最も軸からはなれていて力が入りません。。
6.よって、軸に近い奥歯、奥に行く程それだけ多くの力が加わるのです。
固いものは奥歯でなければ噛めませんね。より多くの力がかかるとより多く摩耗してしまいます。
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白い妻物は摩耗します。 奥歯に使用されると数年でミリ単位で摩耗します。詰め物が摩耗すると歯自体が摩耗しはじめめす。長年におこると大きな問題につながります。
1.歯全体は擦り切れて高さがなくなる。
2.平べったくなって噛み切れなくなる。 牛の歯と同じ。
3.下顎の角度が変わるので、顎関節に影響が起こる。
一番奥の歯が一番大きな力がかかりるので、一番奥の歯に以上の様な事がおこるのです。
では、なぜ一番奥の歯に一番大きな力が働くのは次回です。
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奥歯前歯にはかかる力に大きな違いが有ります。
前歯は噛み切る事に使われてそれほどの力は作用しません。 一方、固いものをかみ砕く奥歯の力は前歯の何倍ともなります。
つまり、奥歯は歯の強度が何倍か必要となり、材料の選択が大事です。 耐えられる材料が必要。
簡単な白い詰め物(注ー1)などは見かけは良くても、長期に考えるとすり減って害にまでつながる事になる事が多いです。
詳しくは後日に。
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注ー1.白い詰め物はプラスチックですので数年で摩耗して噛み合わせが狂ってしまいます。 出来れば金属を使ってください。
特に上顎の場合には見えませんので摩耗しない金属が最適です。
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かみ合わせには二種類あります。
1.治療後にその歯のかみ合わせが悪い: すぐに気づき一本の歯です
2.上顎と下顎で全体の合わさり方: 気付きません。 そんな患者さんでした。
患者さんは下唇が腫れたり、舌に痛みを感じて医師に診てもらったら歯科医に行くように指導されましたそうでした。
拝見するとすぐに理解できました。上顎と下顎全体がちゃんと合わさっていない事にでした。
あちこちの歯のかみ合い方を調節しましたら数日後には腫れは治りました。
ではなぜこんなことが起こった、起こるのでしょう?
次回にはもう少し歯科治療という物に関して思い違いを記載します。
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歯は摩擦がおこるのですり減るのです。ではどの歯がどれほど?
1.自然歯:場所によってすり減り方は違う。
2.歯科医に装着された歯とか詰め物の材料ですり減る量が違う。
次が例です。
1.白い詰め物(コンポジットとか硬質レジンで基本的にプラスチック):最初からすり減りますのでかみ合わせはすぐに変わる。
2.白い瀬戸物のクラウン:対合歯をすり減らすのでかみ合わせは次第に変わる(注ー1)。
3.ジルコニア: 白い金属(すり減らない)といわれていて人気というか歯科医が薦めます。でも落とし穴があります(注ー2)。
4.ハイブリッド: プラスチックに瀬戸物をまぜた白いクラウンで比較的安い。すり減り方は少し減ります。
とにかく自然歯であろうが歯科医に装着された歯であろうが歯それぞれの歯の摩耗はその速度が違うので上下全体のバランスは変わるのです。 そんな事からの結果が今回の患者さんでした。
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注ー1.瀬戸物が自然歯と金にに対合するとすり減らします
注ー2。ジルコニアは歯科医にとって重宝されて患者さんには最新、最良などと薦めてみます。今まで一番ポピュラーだったPFM(メタボンドとか)より強いとされて全体が白いので患者に売りやすい。 摩耗しないとかいろんな利点があげられます。 でも、落とし穴はあるので次回を参照してください。
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かみ合わせで大事なのは一本の歯ではない事が前回からわかりますね。
では、なぜ上下の顎がちゃんとかみ合わなくなるのでしょう。 それは上も下も14本もの歯がある事から考えましょう。
14本がいつまでも正しい噛み合わせのまま持続は出来ません。次などがその原因です。
1.歯ぎしりで前歯のみとか左右片方の奥歯がすり減ってします。 全体のバランスが崩れる。
2.歯は毎日使用してるのですり減りる。 上下各14本のそれぞれが同じようにはすり減らない。違いがでる。。
3.歯科医で装着してもらった歯のかみ合わせは元通りとは違う。高さが同じでも当たる場所が違うのですり減り方が違う。
4.クラウンでも戻通りに容にする事は不可能。高さや噛み具合が同じでも元通りじゃない。
つまり、貴方の歯の容は自然にもすり減って変化するし、治療されても変化してしまうので上下の合わさり方に変化がおこるのです。
次回は使用される材料から。白い、銀、金、プラスチックなどの間違い。
先日、口が1センチぐらいしかあかない患者さんがいらっしゃいました。
本人は歯を短くされたままの歯が理由じゃないかとも思って来院されました。
しかし一本の歯が短くてかみ合わないだけではこんな事は起こりません。 考えて見ましょう。1ー2本の歯をなくしたままでいる人は多いです。
口が開かな苦なってしまった原因はかみ合わせです(2011-6-9 を参照)。
つまり、14本と14本が同時に合わさるべきである全体の調和の欠如です。
問題は早急に解決できました。
、
ずっと昔から口が上手くあかない、大きく開けられないという患者さんがいらっしゃいました。
今までどの歯科医にも治してもらえなかったそうでした。
これは大概、奥の2本(大臼歯6,7番)の高さが低いからです。
まず手始めに上下左右4本(6番)の噛み合わせの中心点を高くしました。 患者さんは楽になり、口が大きくあくようになりました。
結果が良いのでもう一つ奥の4本(7番目で上下左右)にも適切な高さの詰物を挿入して、奥歯をしっかりした位置に固定しました。 これで、より堅固になりました。
娘さんも同じ症状なので同じ事をしましたら同じように改善されました。
というように、口が大きく開かない人には奥歯の歯の高さが低すぎる人が多いです。
最初から、何処まで高くするかを決める事が難しいので、最初は算定的な詰物をします。
そして何ヶ月かして、調子がよければ、長年持つ金属やり直しすればよいでしょう。
マウスピースの記事がフリーペーパーに載っていたのですこし付け加えましょう。
その辺の歯科医の自己宣伝まがいじゃなく、埼玉医科大口腔外科准教授(注ー1)のもので、しっかりと広い範囲にタッチした中身のあるものでしたので、すこし付け加えさせていただき、より理解をしていただければと思います。
1。歯軋りが歯周病の原因に、との見出しは少し誇張した感があります。
歯軋りが原因と成りえるという事に記事の内容はなっていますから間違いじゃないのですが、見出しに惑わされないようにしてください。
本来の歯槽膿漏とは違うのです。歯軋りの場合は力が局部集り、局部の歯に起こる事が多くなり原因となるのです(2−14−11歯槽膿漏の続き4)。つまり、一般的な歯槽膿漏の場合には原因が違うのでマウス・ピースは予防にはならないでしょう。
2.歯軋りにも種類があります。音が大きい時でも歯は磨り減らない人もいます。
カタカタと大きな音の場合の歯軋りより、キュッキュッというケースの方が問題でしょう。
また、歯を食いしばっている人、食いしばったまま目が覚める人達は歯ぎしりが酷いかもしれません。
3.マウス・ピースは何種類あります。
この記事では柔らかい物とされていますが、実際には柔らかい、セミ・柔らか、硬いものの3種類あります。 又、市販の物もあり、それでも用が足りる事もあります。
一番良いのは、硬い物で其のマウスピース自体にあわせた噛み合わせが出来る物ですが、これはスプリントと言われ、少し高度な物になります。
とにかく、作ってもらったマウス・ピースがあわなくても、もっと会うものもある事に気付きましょう。
また、その大きさ、厚さ、その他として部分的な調整に(歯科医の技術)もよって、其の心地や効果も違う事も知ってください。
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注ー1.准教授とは教授、助教授の次なうえ、口腔外科という一見畑違いの科の先生ですが、日本では全分野に渡った事にも関与するのです。 日本では専門分野がこの国ほど確立されていないようです。
英語では Full Professsor(教授), Associate P.(助教授), Assistant P.(准教授) の順です。
かみ合わせが大事な事であるのに多くの歯科医が見逃したり理解していない事を先日書きました(2−12−11)
典型的なケースに出会ったので記載します。
一番奥の歯の周りが腫れて痛くなった患者さんが診て貰ったのはある専門を謡う歯科医でした。
この女医の判断は神経の再治療か抜歯でした(2−1−11)。
相談にいらした時には、腫れはおさまり痛みは噛む時以外はなく、ただ違和感がありました。
私がこの女医の判断にオカシイと思ったのは神経治療のぶり返し(再治療が必要)であるなら、腫れが引いても、其の跡が残っている筈が見当たら無いことでした。
何度も注意して検査してみますと、歯が異常に高くなっている事と、隣の歯との間が増えていることに気付き、再度の高さ(4箇所)の調節をしましたら症状が殆どなくなりました。
同時にグラグラさ(mobility)も殆どなくなり、違和感もほぼ無くなったのです。
隣のはとも密接するようになり、食べ物はつまらなくなりました。
その後検査の際、全体のかみ合わせも大きく狂っている事に気付きました。
反対側の奥の2本の詰物が低いのです。高さを取り戻す処置をし、それによって右側はきちんとした位置に戻りました(注ー1)。
あちこちの歯がいびつに成っているので角をとるように丸くしました。 それによって顎がスムーズに自由に動けるようになります。
結論です。
この人の顎は左回り後方上方(注−2)にねじれていたのです。 そして全てのしわ寄せが一番奥の歯に集ってしまったのです(6−8−08)。 其の歯は一番多くの力がかかるようになり、グラグラと動くようになり、少し後ろに動いてしまい、食べ物がはさまるようになり、歯茎がはれてしまったのです。
過去に大きな痛みと腫れが起こった時(神経治療)を思い出した患者さんは、てっきり同じ事の再発と思いました。 でもそうでなかったのです。
考える事:
1.同じと思える痛みでも原因が違う事があります。
2.専門歯科医でも誤診あり。
3.神経再治療でも抜歯でインプラントでも3−4千どる。
4.かみ合わせを丁寧、真剣、繰り返しチェックしてもらう事の大事さ。。
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注ー1.右側の位置が変わる事は左側も変わる事です。 顎(下鍔)はひとつしかありませんん。時々右側と左側は別物と考える人も多いのですが、実は同じ一つの顎で右側と左側があるだけです。
注ー2.左より、後ろより、上方より、という三方です。身体は立体という3方に狂います。
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